1。 外観及び構成品
- 適度なシェルサイズの軽量型金属ハウジングで構成品がすごい!
- プラグ取替式の基本ケーブル+3種プラグ、マイク付4極ケーブルが提供され、すべて品質は良好です。
- 大きくも小さくもない適度なサイズの人工皮革ポーチ
- 着心地の良好な小口径/標準口径/大口径シリコンイヤピース、フォームイヤピース、ダストフィルター
- 12,000円の製品に構成品だけ見積もって最低 5,000円くらい水準ですね。
2。 SPEC
- ドライバーには日本の大黒電線のボイスコイル(水月雨KATOにも採用された)とCNT振動板が適用されています。
3。 周波数特性テスト-1
1) 低音域はハーマンターゲットE2019よりやや低く、中音~高音域はリファレンス級で追従性がとても素晴らしいです。
2) 共振点は7.5K~8K、空気感もいいです。
3) 総合的には個人的に一番気に入ったDD製品であるOLINAの低音~中音域とボーカルが幻想的なT3 PLUSの中高音域~高音域のバランスを組み合わせたチューニングです。
4。 周波数特性テスト-2 (水月雨KATOとの比較)
1) 低音域から3KまではKATOとほぼ双胴と同じ周波数特性を持っています。 さらに、3Kからはよりハーマンターゲットに近くチューニングされた形で、KATOよりボーカルが鮮明で前方に位置するようになります。
2) 同時に空気感も十分確保され、開放感も一層向上されましたね。
3) もちろん音のディテールとか雰囲気は違うので、好みは個人によって違うと思います。
5。音の表現力
- 音像(ボーカルの中央焦点) : 非常に優秀
- イメージング(定位を含む) : 良好
- サウンドフィールド1(左右のステージ) : 良好
- サウンドフィールド2(上下の拡張) : 良好
- 分離度(解像度を含む): 優秀
- 残響:適度
6。ハートミラープロはこんなイヤホンです。
1) 類似の中·高音域特性を持つT3 PLUSの曖昧なステージ、ARIA、DUNU Titan Sなどの残念なエッジ感のような短所が絶妙に改善され、5K~7Kディープを改善して鮮明さも生かしておきましたね。
2) 似たような周波数特性を持つ製品(T3 PLUS、ARIA、DUNU TITANS, STARTFIELDなど)の場合はリスニングに適したややゆったりとした反応速度と減衰を見せる反面、ハートミラープロの場合は若干速いダンピング特性でモニタリングとリスニングのどの好みにも対応できる特性を持っていますね。
3) そしてなかなか面白い特性があるのがベース表現がとてもねっとりしてことです。
これを何と音響用語で表す単語がないんですが、とにかくもちして面白いです。 --;
4) ハートミラープロ(心境プロ:Heart Mirror Pro)は水月雨のKATOとKXXSの遺伝子と部品を使って生まれ、価格を超えた音響性能を持っており、構成品もこれまでに発売されたどのイヤホンよりも優れています。2022年に発売された1DD製品の中で最も強烈な印象を残した製品です。必ず買いましょう。絶対後悔のないのイヤホンですからね。