1259号目
私達の事務所は、もうすぐ
創業して5年が経とうとしています。
創業したての頃に、
今の私達と同じように、
どんどん拡大されている事務所の代表さんに、
質問をしたことがあります。
『経営する上で、
一番困っていることは何ですか？』
先輩の経営者さんが、こう答えました。
『リーダーの育成です。
リーダーが育たなくて困っている。』
社員さんが10人を超えてくると、
リーダーはなくてはならない存在になります。
リーダー育成次第で
組織がどこに向かうのか？
決まってくると言っても過言ではありません。
そのリーダー育成の責任者は、
経営者になります。
どんなにできる経営者であっても、
リーダーが育ってないと、
組織は崩れ、お客様は離れていきます。
この5年間の間に、
スタッフ数十人を抱える
立派そうに見える
大きな会計事務所から
何件も、
顧問先が移ってきています。
その理由は、
お客様の期待に応えてないからです。
大きな事務所から移ってくるときは、
できるだけ、担当者やその上司と
お話をすることにしています。
実務上、全く必要ないですが、
他の事務所の質を知りたいからです。
そのとき感じるのが、
リーダーの質の低さです。
離れたいと思うので、当然でしょう。
立派そうに見える事務所でも、
『部長って、その程度か・・・。』
そう感じざるを得ません。
今の私と比べる訳ではなく、
数年前の課長をしていたときの
当時の自分と比較してのことです。
中には、立派な部長もいらっしゃいますが、
『長』が付くとは思えない人が
部長や課長をされている事務所が
されている事務所が
あまりにも多いことに気付きました。
そう感じる度に、
うちの事務所はそうなりたくない。
そう感じるばかりです。
あまりにも、
見ているところがズレています。
経営者が気にしていることには目もくれず、
自分が提供したいサービスを提供する。
この人が部長で、
よく事務所が持っているな・・・。
そう感じることも少なくありません。
お客様が離れるのも当然です。
そのことを、経営者は知らないのか、
知っていても、諦めているのでしょう。
リーダーの如何により、
後輩がどう育つのか決まります。
リーダーの育成が、
組織の行く末の要となります。
明日以降に、
私の以前の職場ではどうだったか・・・、
『リーダー育成』について、
振り返ってみます。
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