ふたたび今回も溜まった映画のご紹介でございまする。

 

 

 

 ■ エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス

 

 

 

 

とてもシンプルなお話を、とーってもの手間暇とアイディアと外連味を効かせて見せてくれる中年オバサマ一代記。デジタル時代だからこその編集と映像表現、物語の構成を楽しめるかで好みが分かれる映画ですね。映像は楽しかったのですが、お話はちょっとありきたりに感じちゃいました。アカデミー賞総ナメって、勢いが重要だったりするんですね。キー・ホイ・クァンおめでとう!

 

 

 

 

 

 ■ ジーパーズ・クリーパーズ

 

 

 

 

当時のビデオで観て以来の鑑賞。前半の姉弟の行動原理がかなり謎で、自ら事件に巻き込まれていくという命知らずな展開で、終始「ほらーだから言ったのにー」の連続でありました。時代感が楽しい、クリーチャー最強、ラストひえ~!なコッポラ版のロジャー・コーマン映画でした。

 

 

 

 

 

 ■ 最後の決闘裁判

 

 

 

 

中世フランスで実際に行われた最後の決闘裁判を映画化した本作。観る前は重苦しい中世モノと思っていましたが、人間ドラマにアクション、現代的な多様性的アプローチ等、しっかりエンターテインメントに楽しめる作品でした。羅生門を思わせる視点の違いで見える景色と理屈、ラストの決闘へと集約していく物語からのリアルなアクションの見せ方は流石リドリー・スコット監督。86歳とは思えないパワフルでお見事な作品でありましたよ。

 

 

 

 

では、また次回ですよ~! バイバイ