2019年12月4日 さいたまスーパーアリーナで行なわれた U2 の13年ぶりとなった
THEJOSHUA TREE TOUR 今回日本ではここだけのライブに行ってまいりました。
とはいっても前回のライブには行く事が出来なかったので (まだネット時代ではなかった
のでライブがあったのを後から知ったのでした) 行けたのはその前の POPMART
ツアーで21年前の1998年でありました。 なんてこった、、。
しかし、実は今回も危うくスル―する所でしたが、知人が教えてくれて知ったという危な
い所でした。 で、出遅れてのチケットゲット 少々?お高い席しか残っていませんでし
たが、「もう見れないかも?」 という気持ちが勝り、「おりゃ~!」と入金しましたよ。
で、地方に住む私は当日少でも安くしようと高速バスに揺られ 電車乗り継ぎ
やっとこさ会場へ、ここへ来たのは2016年の 浜田省吾 以来。 もう3年も経つなんて。
会場は入場させるまで時間をおいた為か、ごった返していまして、その上入場口では
荷物検査とボディーチェックと厳重でございましたよ。 外タレさんは皆そうなのか、U2
というバンドだからなのか? 謎でしたが、、。 日本人は当然ですが、かなりの率で外人
さんも多く、それもかなり様々な人種の方々が入り混じっておりました。YOU!
日本に来てくれなかったライブをYouTubeでよく見ている私ですが、今回の会場を見た
瞬間 「ちっちゃ!」と感じるキャパ。 2階席でしたがかなりステージに近い席で、海外の
ファンの方が見たら羨ましがられる距離であります。
今回のツアーは2017年北米、ヨーロッパ、南米と回ったツアーを今年になって、オセア
ニア、韓国、シンガポール、日本、フィリピン、インドという普段回れない国と初めての国
を回るというちょっと変化球な記念ツアーなのでした。 今回は「U2にしては」シンプルで
コンパクトなステージング (メインステージとでべそになったセカンドステージのみです。
ただ、ステージ後ろに61メートル×14メートルの波打った7.6Kスクリーンが広がって
います) の為に可能になったツアーでもあります。
さて、開場時から流れていたBGMが響く中、照明が落ちてドラマーのラリー・マレン・
ジュニアが一人で登場。 セカンドステージのドラムに座りドラムソロから演奏が始まりま
した。 ずしんと内蔵に響くような大音響です。そこから楽曲の流れのまま、残る3人の
メンバーが登場。 そりゃあもう大盛り上がりの大歓声でライブが始まりました。
彼等のライブはスマホで撮り放題。 撮影者は海外の方でしょうね。 彼の声の方がよく
聞こえたりして、映像がぶれたりするのもライブ感があって楽しかったりするファン心理
このツアーとU2の代名詞ともいえるこの楽曲でメインステージに移動となり、いよいよ
スクリーンに映像が投影されるのでした。「どこにもまだ名前がついていない通りで~」
しかし外人さんのノリの良さたるや、日本人負けてますね。
後半は「ヨシュア・トゥリー」以降の楽曲で構成されていました。 映画人にもファンが
多いようで、楽曲が映画のテーマに使われたりしているU2ですが、この曲はアンジー
の「トゥーム・レイダー」で使われておりました。これだけプロ映像ですな。
映像を最大限に有効に使うのが上手いU2。 映像に映される女性達は女性の地位向
上や、性の問題等に貢献、活動している方々の写真を映しています。 日本ではオノ・ヨ
ーコ、佐々木禎子、草間彌生、紫式部、川久保玲、伊藤詩織といった方々がフューチャ
ーされていました。人選にU2の意志が感じられますね。
「ベイビー、僕の道を照らしておくれ!」 「愛は行く手を遮る全てを凌駕する。」
ライブはこの曲でフィナーレを迎えました。 そもそもこの楽曲は性差別、貧困差別とい
うものへのボノの希望的心情をうたったものです。「互いに支え合って、一つへと、、」
様々に解釈出来る歌詞です。スマホの揺れる光に意志を感じ、感動しました。
「ロックをやる人間は、警官や機動隊に石を投げてる側に居る方がカッコイイのは分か
っている。でも、現実を見るとそんな事を言っている場合じゃないと気付いたんだ。」
宗教紛争や反核運動、アパルトヘイトなどの人権問題、薬物依存症などについてメッセ
ージ性の強い曲を発表、チャリティー・イベントにも積極的に参加し。特に、ボノはボーカ
ルのボノはアフリカの貧困救済やアムネスティ・インターナショナル、ジュビリー2000、
ONE Campaign 等の慈善事業に深く関わっていて、2006年にはアフリカの後天性免
疫不全症候群(AIDS)対策プログラム支援ブランド「RED」を設立するなど、人権と社会
正義のために運動しています。
デビューして40年近いバンドで、誰一人かける事ないオリジナルメンバーのままという
稀な仲良し4人組ロックバンド。 ある意味すごくカッコ悪いロックをやっているU2です
が、そんな事を躊躇なく真剣にやっているU2というカッコ悪いバンド が大好きな私な
のでありました。
ご覧いただきありがとうございました。
では、また。