パリ郊外のアパートにタクシー運転手の父と2人暮らしの少年ダニエルは、大の映画ファン今日も一人映画館で 「明日に向って撃て!」 に釘づけになっていた そんなある日、クラスでベルサイユ宮殿の見学に出掛けたマイケルは、そこで自分と同じ年の美少女ローレンと知り合う お互いに惹かれ合った彼らは、ふとした事から知り合いになった老人に、ベネチアにある“ため息の橋”の下で日没の瞬間にキスをした恋人たちは永遠の愛を手にすることができるという 《サンセット・キッス》 の伝説の話を聞き、ベニスへ行こうとするが、、、

 

 

 

 

 

 

こちらは1979年制作のアメリカ アメリカ 映画です(109分)

 

「明日に向かって撃て」 「スティング」 でお馴染みの ジョージ・ロイ・ヒル の監督

 

作です。本作を一言でいってしまえば、みずみずしい青春ラブロマンス映画でござい

 

ます  ラブラブ ダイアン・レイン のデビュー作であり、サー  剣 ローレンス・オリヴィ

 

エ も出演されています。

 

 

 

 

8mm  フランスに住む映画好きの少年 ダニエルは学校の課外授業で訪れたルーブル美

 

術館で、哲学書を読むアメリカ人の少女 ローレンに出会います 短い会話を交わした

 

だけの二人でしたが互いにシンパシーを感じた二人は後日公園でデートをする事に

 

そのデート中に老人の紳士 ジュリアス と知り合いになります カフェでジュリアスの

 

楽しい会話を聞く中に、ベネチアにある 「嘆きの橋」 の下で日没の瞬間にキスした恋

 

人たちは、永遠の愛を手にすることができるというサンセット・キッスの伝説を聞き

 

ます 橋

 

 

 

 

互いに孤独を感じていた二人は次第に親しくなりますが、ローレンの事を考えた父親

 

はアメリカに帰国する事を決断します それを知ったローレンは、以前ジュリアスに

 

聞いた サンセット・キスを思い出します。 しかしフランスからベネチアまではかな

 

りの距離 地下鉄 旅の資金を工面する為にジュリアスに協力してもらい、三人で一か八

 

かの競馬でギャンブルに賭けます  馬  札束

 

 

 

 

女神は三人に微笑み列車でベネチアへ向かいますが、ローレンが自宅に掛けた電話が

 

誤解をうみ 誘拐事件 扱いになってしまい警察から追われる羽目に、、、警察の目を逃

 

れながら三人は 「嘆きの橋」 を目指すのでありますが、、、ランニング DASH!というお話です

 

映画の冒頭 監督自身の作品 「明日に向かって撃て」 を観るダニエルから始まるという

 

大胆な演出 後半二人が逃げ込む映画館で上映されているのは 「スティング」 でありま

 

す。 

 

 

 

 

中盤から追われる身になる男女三人などは、これまた 「明日に向かって撃て」 を連想さ

 

せますし、ダニエルは映画オタクという設定で 監督自身かなり楽しんで作っている

 

のがうかがえる作品です 根本的には、貧富や身分の差が基礎にありますが、それを

 

いとも簡単に飛び越えてしまう若さと純粋さに理屈なしに感動してしまう私なのであ

 

りました。

 

 

 

 

「小さな恋のメロディ」 に近い純愛ものですが、こちらは少し大人に近い年齢である

 

為に、不確かながら現実も理解していて、これが長く続かない事も理解し、やがて別

 

れがやってくる事も二人は知っている分 余計に切なくなってしまうのですが、ジョ

 

ージ・ロイ・ヒルはあえて感傷的には描かず、二人の冒険映画のような視点でユーモ

 

ラスに物語っていきます。なかでもポイントとなるのが ローレンス・オリヴィエ 演じ

 

る ジュリアスという存在です 見た目は紳士ですが、お喋り好きで憎めない存在 自

 

転車レースに参加する場面などは愛くるしさ爆発です。 

 

 

 

 

 若い二人が途中でベニス行きを諦めそうになった時、サンセット・キスの伝説は嘘だ

 

った事を告白します 滝汗 責めるダニエルに向かって 「それを真実にするのは君ら

 

だ! 伝説とは何でもない者がとてつもないことをした話だ 必要なのは勇気と想像力

 

ビックリマーク」と語る場面には胸を打たれてしまうのでした あせる

 

 

 

 

ローレンの友人ナタリーのキャラや、三番目の父親が、母親以上にローレン思いだっ

 

たりとする所も地味ながら作品に貢献してしておりました  映画初出演のダイアン・

 

レインは初々しくて魅力的なのですが、相手役のダニエルに正直魅力を感じないのが

 

ちょっと残念でした 。(あくまでルックスではなく、劇中ではワガママな少年にしか

 

見えなかったのであります) それも恋の魔法なのかも知れませんな ビンゴ~! 

 

 

 

 

軽いティーンのラブロマンス物と思いきや、意外と見応えのある映画で、全編にユー

 

モアと愛にあふれた作品に仕上がっています さすがの ジョージ・ロイヒル監督であ

 

りました グッ どこか懐かしく、遠い昔に置いて来てしまった 「何か」 を思い出さ

 

せてくれるような映画ですので、まだご覧になっていらっしゃらない方は、この機会

 

にご覧になってみて下さいませです。 目

 

では、また次回ですよ~! パー

 

 

 

 

 

 

私の大好きな 大貫妙子さんの曲を、こちらの映画に乗せてみました 宜しければです