少年クリストファー・ロビンが、“100エーカーの森”に住む親友のくまのプーや仲間たちと別れてから長い年月が経った── 大人になったクリストファー・ロビンは、妻のイヴリンと娘のマデリンと共にロンドンで暮らし、 仕事中心の忙しい毎日を送っていた ある日クリスファー・ロビンは、家族と実家で過ごす予定にしていた週末に、仕事を任されてしまう 会社から託された難題と家族の問題に悩むクリストファー・ロビン。そんな折、彼の前にかつての親友プーが現れる、、、

 

 

 

 

 

 

こちらは2017年制作の アメリカ映画 アメリカ です(104分)

 

個人的に プーさんの事をあまり詳しく知らなかったのですが、原作は1924年に発

 

表されたイギリスの作家A.A.ミルンの詩集「クリストファー・ロビンのうた」 という

 

作品から始まり、その後、A.A.ミルンが息子の クリストファー・ロビン のために書い

 

た短編集 「くまのプーさん」 が1926年に出版され & 人気を博し 今もなお、史上

 

最も人気の高い 児童書 のひとつとされております 

 

 

 

 

その原作をウォルトディズニーが1961年、キャラクターと物語の映像化権、商標

 

使用権などの権利を獲得して、現在のディズニーナイズされた 「くまのプーさん」 に

 

至ります  アメリカで製作されたアニメでの クリストファー・ロビンの、アメリカ

 

ナイズされたルックス と イギリス訛りの消えた発音が、本国イギリスファンから不評

 

をかったらしく、その反省を込め?今作では、イギリスを舞台にイギリス人俳優の ユ

 

アン・マクレガーをクリストファー・ロビンに起用したと思われる配慮がなされてい

 

ました 

 

 

 

 

Movie  原作に対する配慮はオープニングシークエンスからもうかがえます それと同時

 

に 「くまのプーさん」 自体に疎い私のような人にも理解しやすいように、原作のエピ

 

ソードと挿絵が実写とオーバーラップされ、少年期の プーとクリストファー の絆がダ

 

イジェストで映し出され、二人が別れを迎えるまでを短い時間で、ノスタルジックに

 

教えてくれます。 こういった所は本当に憎い位に上手いのであります ビックリマーク

 

 

 

 

そのシークエンスが終わり、結婚と戦争を経験し、大人になったクリストファー・ロ

 

ビンの現在のお話が始まります クリストファーは、妻のイヴリンと娘のマデリンと

 

共にロンドンで暮らし、 仕事中心の忙しい毎日を送っていました バッグ ある日クリス

 

トファーは、家族と実家で過ごす予定にしていた週末に、大事な仕事を任されてしま

 

います 会社から託された難題と家族の問題に悩むクリストファー そんな折、彼の

 

前にかつての親友プーが現れます  プーさん

 

 

 

 

プーに「森の仲間たちが見つからない、一緒に探してほしいんだ」 と頼まれたクリス

 

ファーは、子供の頃プーたちと過ごした“100エーカーの森”へと向かう事になるので

 

すが、、といった風にお話は進んで行きます そもそも本作を観に行ったのは ユア

 

ン・マクレガーを見にお出掛けした訳でして、ストーリーは、ほぼ予告をご覧になれ

 

ば理解出来てしまうもので、おおよそそのままの範囲のお話です 大人になって、守

 

るものが出来た事で、ワーカホリックになっているクリストファー・ロビンに、仕事

 

よりも大事な物をプーとの再会で気付かせられる という、ディズニー映画王道のハー

 

トフルな作品です ベル

 

 

 

 

このように書くと否定的に思われるかも知れませんが、王道の良さの溢れる作品で、

 

何せくまのプーの映画なのですからね honey* しかし、であります 原作の本がそうな

 

のでしょうが、プーが語る言葉は意外にも 「哲学的」 なのです その無意識に発する

 

プーの言葉に、時にドキッとさせられてしまいます  滝汗  大人であればある程、響

 

く何気ない言葉達、、、 sss それは子供時代を忘れ、日々目の前にある現実世界に

 

追われている人程刺さるもので、逆に言えば、本作は小さなお子さん向けではない側

 

面がある映画でもあります

 

 

 

 

しかし、そのバランスを保つ為か ? 映画の後半ではプーと仲間がロンドンに訪れての

 

ハチャメチャな場面も用意されています 映画は40年代後半を舞台にしているため

 

とてもクラシカルで、物語に溶け込みやすくデザインされていて、美しい撮影です 

 

プー達もちゃんとぬいぐるみ感がちゃんと表現されていて、過剰に動かず、表情もデ

 

フォルメされていないのがとても効果的で、可愛らしく感じられました (最近映画

 

化されていた ピーターラビットのようなグロさはなく、安心いたしました ピーターラビット  ) 

 

何気にディスってしまいました、、、 aya

 

 

 

 

そしてユアン・マクレガーがほぼ 出突っ張りで、ファンには喜ばしい作品でございま

 

す。とにかくストーリーに意外性はありませんが、大人の鑑賞に耐えうる映画に仕上

 

がっております  いえ、大人こそ観る作品かも知れません、はい。

 

 

 

 

劇中多くの印象的なセリフがありましたが、個人的に憶えているセリフに 「風船なん

 

て何に使うんだ?必要ないだろ?」 と言うクリストファーに 「必要ないけど欲しいん

 

だ 風船を持ってると幸せな気持ちになれるんだ」 と答えるプー でした、、、 仲本工事 

 

そんな作品です キラキラ お時間があったらご覧になってみて下さいませです ビックリマーク

 

では、また次回ですよ~! バイバイ

 

 

 

 

 

 

 

ディズニーのアニメーション 「くまのプーさん」 よろしければご覧下さいませ 風船67