1989年、東ベルリン テレビ修理店に勤める青年アレックス 彼の父は10年前に家族を捨て、西側に亡命した 一方、母クリスティアーネは、その反動からますます愛国心を強めていく そんなある日、秘かに反体制の考えを持っていたアレックスが反社会主義デモに参加 その結果、警察と衝突するところを偶然目撃したクリスティアーネはショックで心臓発作を起こし、昏睡状態に陥ってしまう その間にベルリンの壁が崩壊、統一ドイツは資本主義国家となる やがて8ヶ月後、クリスティアーネは奇跡的に覚醒するのだが…

 

 

 

 

 

 

こちらは2003年制作の ドイツ 映画 ドイツ です(121分)

 

東西ドイツ統合、ベルリンの壁の崩壊という大きな時代の出来事を背景に、それに翻

 

弄される 東ドイツで暮らす庶民一家を、時にコミカルに、時に悲哀を込めて描いた映

 

画です  カチンコ

 

 

 

 

Movie  ドイツ統合前、東ベルリンに暮らす青年 アレックス レッドバロン 父親は家族を残し西ベ

 

ルリンへと亡命 その反動で、母親は強く社会主義へと傾倒していました そんな中

 

アレックスは反体制デモに参加しますが、それを母親に見られてしまいます 滝汗  

 

そんな息子の姿を見た母親は、心臓発作で倒れ昏睡状態に、、、 病院 医者には 「2

 

度と目覚めない」 と言われますが、献身的な看病の甲斐もあり、8カ月後 奇跡的に目

 

を覚まします。その8カ月の間に、社会は大きく変化していました 東西統合、ベル

 

リンの壁の崩壊、西からの資本主義文化がなだれ込み、既に社会主義は崩壊しており

 

ました 札束  

 

 

 

 

「再び大きなショックを受ければ命の保障は無い」 と医師から宣告されますが、アレ

 

ックスは母親を自宅で看病する事を決めます  母親の事を思い、未だに​​​​​​8カ月前のま

 

まの東ドイツであるようにアレックスは、以前の部屋を再現して、母親の周りを社会

 

主義の遺物で取り囲みますが、徐々に母親の要求が増え、現在では手に入らない 瓶詰

 

め ピクルスやグリーンピース を探す羽目に、

 

 

 

 

次はテレビが観たいとなり、友人の力を借りて古いビデオを流します そして遂には

 

オリジナルニュース番組まで制作する事態になる始末  テレビ 母親を想うあまり、アレッ

 

クスの嘘は周囲を巻き込んでいく事になりますが、次第に母親の記憶が蘇りはじめ、

 

家族の ある秘密 が明かされるのでありました、、、メール

 

 

 

 

一市民の目線から見た、ドイツの変革を体験する事が出来る映画であります それに

 

よってアレックスを主人公とした家族に、どんな影響を及ぼしたかが興味深く、歴史

 

に詳しくなくても、東西の統合の勉強にもなるという一石二鳥の作品ですが、小難し

 

い内容ではなく、母親の為に奔走するアレックスの行動についつい笑ってしまうので

 

あります くち

 

 

 

 

守る為の嘘というと、「ライフイズ・ビューティフル」 や 「ヴィレッジ」 等を思い

 

出す私でありました。ラストのオリジナルニュース映像を使った、とんでも歴史ねつ

 

造と、それを理解した上での母親の視線に温かい愛情を感じるのであります  ハート

 

 

 

 

大きなテーマを扱いながらも、最終的にはミニマムな 一家族の愛情物語へと集約して

 

行くので、難しく感じる事無く、気軽に観れる映画ではないでしょうか? 個人的に

 

は、アレックスの仕事仲間で監督志望の デニスの良い奴ぶりが好きでしたが、出て来

 

る人は、ほぼ良い人でございました  

 

 

 

 

キューブリック や フェリーニ 作品のオマージュも見られ、花束からのケーキショッ

 

トを自慢するデニスには笑ってしまいました 骨 皆さん好演されていて、見方によ

 

って色々と楽しめる作品になっておりますので、興味がありましたらご覧になってみ

 

て下さいませです。 目

 

では、また次回ですよ~! パー