アルジェリアの外人部隊から帰還した軍医ドロンは、広告会社に勤める女ジョルジュ=ピコから奇妙な依頼を受ける。彼女が黙って持ち出した債券を会社の金庫に戻して欲しいというのだ。ドロンと同じく戦争帰りのブロンソンは、ドロンの仕事に興味を持ち、二人は金庫に潜入する事となった。こうなれば債券を持ち出す代わりに金庫の金を奪い取ろうという魂胆だ。だが、ようやく開いた金庫の中には金はなく、そのうえ二人は金庫に閉じ込められてしまった……。

 
 
 
 
こちらは1968年制作の フランス映画 になります カチンコ
 
フランス映画界の、男前代表の アラン・ドロン と、アメリカ映画界の、男臭さ代表
 
の チャールズ・ブロンソン の夢の共演作であります
 
 
 
 
外人部隊から帰還した港で、偶然知り合った、アランとブロンソン が、ある一人の女
 
性に出くわした事から、互いに違う思惑でありながらも、ある会社の、厳重な金庫に
 
潜入する事になるのですが、金庫の番号が分かっているのは3つのみ、クリスマスで
 
会社が休みの間に忍び込み、延々と金庫の番号を回し続ける事になる二人なのです
 
が、この二人だけのシーンがとっても可笑しくて、イイ感じなのであります 特に、
 
こういった、男同士の見栄を張り合ったりし合う所なんて、いいですな~ スーツ
 
ここでは、ブロンソン の存在感が アラン を食ってしまっている感じがします
 
 
 
 
やっとこさ、金庫を開ける事に成功するのですが、開けてみたら、金庫は空っぽ、、
 
どうやら騙された事に気付き、閉じ込められてしまっている金庫室から、無理矢理、
 
穴をこじ開け、何とか脱出には成功するのですが、今度は警察に追われる身に、、
 
二人は、一切、お互いを知らない事にすると、約束をし、別れるのでありますが、ブ
 
ロンソンが警察の網にかかってしまい、取り調べを受けるのですが、決して、アラン 
 
の事を口にしません アランはその事を新聞で知り、自分達を罠にはめた女を探し始
 
め、ついに突き止めるのですが、、、札束
 
 
 
 
最後の最後まで、男の約束を果たす二人の、 友情なのか、意地なのか、分かりません
 
が男が、男だった時代を感じさせる なんとも哀愁ってやつを、感じざるを得ない作
 
品なのであります
 
 
 
 
男が男なら、女は女で、この時代特有の、美しさが画面からあふれ出して来ます
 
フランスという国だからなのでしょうか?女性の衣装も可愛らしくて、当時の車のデ
 
ザインもとっても素敵なのであります もっとカメラも、かっこいいアングルで撮れ
 
ていたら、もっと素敵だったことでしょう って勿論、綺麗なのですがね、欲張りな
 
わたくしなのでした
 
 
 
 
犯罪映画としてのサスペンス感もあり、 アラン ドロン と、 チャールズ ブロンソン 
 
の対照的な個性のぶつかり合いも良くて、このコンビで色々と観てみたいな~と思っ
 
てしまいました。 こんなに ブロンソン て素敵だったのか!と、改めて惚れてしまい
 
ました 刑事役の俳優さんも良い感じで、ベルナール フレッソン という方ですが、何
 
処かで見たな~と思って調べてみたら、「フレンチコネクション2」 に出てらした事
 
が分かりました それぐらいしか観てないのに憶えていたとは、何かをお持ちなんで
 
しょうね
 
 
 
 
ラストシーンは、たまらない男同志の哀愁が漂うエンディングであります タバコ
 
という事で、男が男であった時代、女性が女性であった時代へ、タイムスリップして
 
みてはいかがでしょうか?流れ星
 
では、また次回ですよ~! バイバイ