VECTREXのOVERLAY | Arcade Cabinet

Arcade Cabinet

自作したゲームコントローラを紹介します


最近、ある知人に「VECTREXという魅力的なレトロゲーム機がある」と教えて頂き、購入してしまいました。
普通のブラウン管と違いこのゲーム機はベクタースキャンのブラウン管を内蔵しています。


ただ、カラーではなく白黒のベクタースキャンなのでこのように少し寂しい画面です。
(ただ見方によってはこれもとてもかっこ良くも見えます。)
ただこれを補うためにOVERLAY(オーバーレイ)というカラーフィルムのイラストを画面の前に置いて疑似的にカラー表示にしてゲームするようになっています。

購入時にソフトが12本ついていましたが、オーバーレイは1枚もありませんでした。
そこで、オーバーレイを自作する事に!
オーバーレイの写真は、okazさんのALL ABOUT 光速船/Vectexで紹介されています。VECTREXを愛されている方で、サイトを読めばその魅力が伝わってきます。
オーバーレイの作り方は海外のサイトhttp://maxwell.fief.org/overlay.htmlで紹介されてるのを参考にしました。


まず、オーバーレイの写真を元に、iDrawでベクターデーターでイラストを作成。
pdfファイル


これを、透明なOHPシートにインクジェットプリンターで印刷します。


印刷が乾いたら厚めのラミネートで加工
しかしこのままでは、白の部分が透明になるので、きれいに見えません。
不透明な所は裏面に白で印刷する必要があります。
上記のサイトのやり方とは異なるのですが、カッティングマシンで、白の塩ビシートをカットし裏面に貼付ける方法を試みました。


iDrawで制作した、裏面のイラストです。
pdfファイル
okazさんのサイトの裏面の画像がとても参考になりました。


RolandのSV-15を使用しています。



カッティングマシンでこのぐらいの小さな文字をカットするのは大変ですがなんとかカット。


このように裏面にカットしたビニールシートを貼りました。
器用な方であればカッターで作れるかもしれません。


レーザー加工機で枠をカットしたら完成!!
まとめて2枚作成しました。


ベクタースキャンのモニターは写真できれいに撮るのが難しいですが、この独特な映像はMAMEなどエミュレータでは再現できない魅力があります。