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昨日、あるお客さんからの依頼で、一般住宅の耐震診断作業がありました。

 

まだ図面などもいただいていなかったので、とりあえず現地で打合せと同時に簡単な現地確認をしてきました。

 

実際は、再度図面を作成して現地調査をもう一回行います、通常は現地作業は一回なんですが、今回は依頼者さんの都合でと言う感じ。

 

でね、実はその住宅10年前くらいに一度耐震診断をしたらしいんです。

 

その際は、行政の補助金を使ったということで、補助金利用の耐震診断は行政が窓口になり、地域の耐震診断士の資格をもつ建築士が診断作業をする、私も自分のいる行政の耐震診断事業は昔やっていたので、市町村は違えど流れは一緒。

 

で、その時の診断資料を拝見しました、が、築年数は約35年、見た感じ木造2階建ての普通の建物。

 

診断結果は、構造評点が0.29、❓❓❓

 

図面を見ると、耐震壁などの筋交いがある場所が4ヶ所だけで他はないということらしい。

 

でね、新築当初の図面があるということなんで、見せてもらったらなんか筋かいが結構入っているんですよ。

 

よくあるのは、図面で記載があっても実際はないとかね、あるんですよ、本来はダメですよ😱

 

でも本当に筋かいないのかなと、簡単な調査でユニットバスの点検口から天井裏を除くと、図面にある筋かいはそこに存在してました、耐震診断の資料にはそこは筋交いはないです、❓❓❓

 

ここだけ見ても、既存図面の通り筋かいがある、ということはこの時の診断結果の内容は間違っているわけ。

 

再度日を変えて現地調査はしますが、そこだけ見ても筋かい3ヶ所確認できましたので、当初の耐震診断結果の0.29はないということ。

 

私も建築設計業界長くやってますが、建物を拝見するだけである程度の耐震性は経験値で分かります、でも0.29という数値、正直かなり昔の農家住宅ね、基礎が布基礎やベタ基礎ではなく、束石工法などの建物で、筋交いがまったくない建物がそういう数値になるんです、でもね、平成の建物で既存図面に筋交いもある程度入っているのに、どうして無しで診断をしたのか意味不明。

 

通常現地で筋交いが確認できなくても、図面に記載があれば図面が優先になりますので、お客さんにその時の事を思い出して貰ったら、現地調査はしたけど、目視などで天井裏などを見て無かったと。

 

でもね、図面に記載があるならばどうして筋かいがほぼない状態で耐震診断をしたのか、それも公的機関の補助金を貰った物件ですよ😤

 

事務所に帰って、お客さんから既存図面を借りてきた内容で、とりあえず簡単な診断を専用ソフトで確認をしましたが、耐震評点は0.87でした。

 

再度現地調査をして、図面通りかどうかは確認してから再診断をしますが、図面通りでやってもその数値、0.87であればこの程度の建物はかなり多いんで納得できます。

 

こんな建築士が堂々と依頼者に適当な診断をしてる現状、みなさんこれが現実です💢

 

お客さんはかなりご立腹、そりゃそうだよね、行政も書類を確認したんだろうけど、でも既存図面を見れば診断内容が適正かどうかわかるんですよ、そんな簡単なことが出来てない、いかに他人任せか、そして任せられた技術者がえらく適当な建築士、経験豊富だの言っても、結果がこれじゃね~、話になりませんわ😅

 

0.87と言う数値結果、自分の経験上、補強をするとね工事費などはそんなに高くならないでしょう、100万円なんて行きませんよ、その半分くらいでいける、と言う経験値です😁

 

ということで、耐震診断をして必要な補強の設計を進めていきます✨