建物の設計では、構造に関しての検討がかなりのウェイトを占めています。

結構地味な部分なんだけど、実際構造設計ってのは建物の設計の基盤となるところ。

 

 

構造検討には、色んな検討方法がありますが、共通して言えることは設定をするということ。

 

それは重さ

 

建物が揺れる、倒れる、そして各部材にその外力からの力が発生します、それに耐えうる構造とする、それを設計するのが構造設計。

 

重さ、みなさんのマイホームでも部屋に色んなものが置いてあるよね、あれも構造検討には必要なものなんです。

 

必要ってのは、そういうものの重さも考慮して建物の設計をするんです。

 

重いものを置く建物は、より揺れる際力が発生しますよね、そう、振子を思い出してみて。

 

重い頭が揺れるほど、その足元にはより強い力がかかります。

 

そんでね、その重さを設定するんですけど、法律の中ではそう言う重さを設定する数値が定められています。

 

まずは、固定荷重、固定ってのはそもそも建物の材料がある以上その材料の重さね、これも考慮します。

 

屋根や構造材、天井材、床や壁材などね。

 

そして次は積載荷重、各建物の用途によって、その積載する荷重の数値があります。

 

*その他積雪荷重などもあります

 

各場所ごとに構造計算をする際、各場所(床や梁、柱、そして地震に対してのものもね)の設計の時にその荷重の設定があります。

 

どうしてこういう話をするかというとね、よく物が溢れている方、何でもしまう人、そういう人の家は規定よりオーバーの荷重を乗せている場合もあるんですよね。

 

法律上では、荷重/㎡、そう、㎡当たりの荷重というのが基本、分かります?

 

1㎡あたりの設定荷重ね🧐

・分散(例:10㎡に対して物を置く)総重量1t

・集中(例:1㎡に対して物を置く)総重量1t

同じ重さを置くと言っても、集中しておくと想定以上の荷重がその一点に集まるわけです。

 

これが想定外の崩壊などになることもあります。

 

置くものの種類によっても、荷重割合も違う、何にも思わず置く、でも実際はそれが原因で建物にかなりの負担を増やしている、なんてことも意外ですがあります。

 

地震の際、家の中のものが多く存在する建物は、より荷重が増える、地震の際その荷重の増減によって揺れ幅も違うということなんです。

 

私からアドバイスするとね、2階建ての家の場合は、なるべく1階に物を置くように心がける。

 

そうです、そういうことを考慮して、マイホームプラン計画をする、それも設計者さんが行うこと。

 

それを依頼者に説明をする、そういう方法でのプラン案をね😊

 

物を置かない人は別にいいんだけどね、やっぱり生活環境って、都度変わるから、ある程度そういう状況も考慮して、マイホーム計画をしてみるのもいいですよ✨