げに疎ましき/馬鹿馬鹿しきは人間(ひと)なり、と我ほざく也。そう言う自分もまたまた疎ましく馬鹿馬鹿しい人間そのものだから。

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いつもの、とは違うブックオフに入ってみたら単行本が以前よりだいぶ値下げされていた(こういう売り方を見ると「閉店間近か?」と真っ先に考えてしまう古本脳)。

特に海外文学が軒並下がっていて、とはいえ大量買いできるはずもなく一冊だけ。カネッティ買って千円札でお釣りが来る機会はそうは無い、と乏しき経験値で。

以前、平井玄さんが引用していたこの作家のアフォリズムに感動した覚えがあるのだが、それを正確に思い出せない(平井さんの文章すら出典を忘れた)。
たしか「全てが順調に思える朝は、危機感を覚える」みたいなものだった。間違いなくカネッティはもっと精妙な表現をしていたはずで、平井さんはこの言葉に鍛えられた「ユダヤ的」知性を読みとり賞賛していたと記憶する。

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チャールズ・マンソン亡くなったのか。某「悪趣味」系雑誌で彼が殺したシャロン・テートの(以下35文字検閲抹消済)。でも、獄中でもレコード出したりしてたんだっけ確か(収監前の録音?)。

この曲を引用するのは不謹慎か否か






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「お客様は神様です」などという文句で、やたらと客をつけ上がらせ過剰なサービス供給を当然視、どんな暴力的クレームも甘んじて受けろと言わんばかりの風潮が現場労働者を疲弊させているのは明らかだが、そもそも「消費者」などという単語を作ったことが間違い、とまで言うのはさすがに妄言だろうか。この単語、本当に嫌いだよ。

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神保町「さぶちゃん」閉店、というローカルニュースを「町中華の衰退」なんて状況論に飛躍させる綴方は、個人ブログならまだしもネットニュースで記事として公に流すに値するものか果たして。結局「さぶちゃん」は行かずじまい。裏通りの「伊峽」ぐらいだな入ったことがあるのは。