『ゴジラ画報 東宝幻想映画半世紀』(竹書房、1993年)と、『ゴジラ』第1作のDVD(ディアゴスティーニ)。
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「東宝特撮映画DVDコレクション」の創刊号として去年発売された、初代『ゴジラ』。ディアゴスティーニ買うの久しぶりだな。前に買ったの「マーダー・ケース・ブック」(爆)だったし…
そう、まだ初代ゴジラを見てなかったのだ恥ずかしながら。ご存知の通り創刊号は安いし(笑)。
一言で感想を述べれば買って、観て良かった。想像を上回る傑作だった。敗戦から十年足らずでこれだけのものを作り上げた情熱は凄い。
しかし、このコレクション、やはり買いそびれてるうちにいつしか店頭に並ばなくなってしまった。ディアゴスティーニはいつもそうなんだが(笑)『マタンゴ』は買うつもりだったのにー(泣)。その代わり? にブックオフで入手した『ゴジラ画報』。当然ながらディア~のコレクションに挙がった作品の情報は全部載っているので(さらに獣人雪男、さよならジュピター、幻の湖まで)、適当にペラペラめくって流し読みしているわけだが…
俳優の中に約おふた方、おっ、と思う名前を発見した。
『美女と液体人間』に千田是也
『電送人間』には佐々木孝丸
千田と言えば俳優座の設立者にして、日本に於けるブレヒト紹介の先駆者だ。『三文オペラ』はこの人の訳で読んだはず。確か、虐殺された小林多喜二を囲む友人たちを写した、あの有名な写真にも写っている人じゃないか。
さらに、佐々木孝丸といや、♪立て飢えたる者よ 今ぞ日は近し の革命歌「インターナショナル」日本語版の作詞者だ。すげえなー、戦前左翼演劇の生き証人じゃないかーと、瞬間だけ呆然とした次第。
しかし、この二人、映画ではどちらもマッド・サイエンティスト役だという(笑)
もっとも、こんなことで驚いてられるのは無知ゆえの特権? かも知れず、かつての黄金期の邦画なら、戦前から活躍してた演劇人が出ていても不思議はないわけで。
以前、ちょうど二十歳年上の、映画通の知人フリーライターと話をしてたら「佐々木孝丸は、ヤクザ映画とか出てたよ」なんて言ってたし。
こちらで勝手に歴史上の人物扱いにしていた人々が、時を超えてなお活き活きと画面の中に息づいているのを味わう-自分の場合、古い映画を鑑賞する楽しみのひとつであるかも知れない。
まあ、映画というジャンルに暗い者の素朴な見方ですが。
やっぱ買うか、『美女と液体人間』(笑)。
