N城の家老の末裔です。
H大名の末裔です。
ある宿場町の問屋(役人H)の末裔です。
親戚に“先生”と呼ばれる人達がいます。
“社長”と呼ばれる人達がいます。
ある剣術の教士の孫です。
それらは私ではありません。
先祖や親戚が努力して、
本人達が得た物です。
私がその人達の力を使えるわけではありません。
でも、そう思わない人もいたわけで…。
遠回しに「私に胡麻を擦っても無駄ですよ」と伝えると…
まぁ、手の平の返し様が見事で…(笑)
それ以外にも、ミーハーな気持ちで近付く人がいたり…。
親の写真を見たら離れて行った友人も…。
そんな人達は皆、大嫌いでした。
「他人を信用するな」と言う父の教え。
父も色々あったのでしょうね…。
高卒で入ったマンモス企業。
会社の居心地が悪くなったので、
転職をしようと実家に行きました。
「家は弟に継がせるから、お前は好きにしなさい」
肩の荷が下りたとホッとしました。
“弟が駄目ならお前が家を継げ”と育てられていたから。
暫くすると、心に穴が開きました。
張り詰めていた糸が切れた所為かもしれないけれど、
私はもう要らない子なのかな…と。
後から、父自身も本家を継ぐ可能性があったと聞かされた。
本家を継ぐ必要が無くなったから、私はお役御免に。
老舗ホテルに転職して、環境は一変。
皆が“私”を見てくれている。
“私”を評価してくれている。
良い事も悪い事も、
全てが“私”に繋がっている。
“私”を成長させてくれた人達に感謝しています。
前を向けと言ってくれている貴方に感謝しています。
この手を引いて歩んでくれる貴方に感謝しています。
一人では留まる事を選びがちな私だけれど、
胸を張って貴方の隣に立っていたい。