テレビでは特番をやっている。
未だ2年なのか…と画面を眺める。
乗り越えたと言う人もいる。
時間が止まったままだと言う人もいる。
様々な思いと共に、時間は流れてゆく。
復興が進んでいる場所、
復興が全く進んでいない場所。
帰りたくても帰れないと、
故郷を去って行く人達がいる。
大切な人を突然失う悲しみ
知らないわけじゃない。
わき見運転の若者に轢かれた親戚。
心筋梗塞で亡くなった祖父。
脳溢血で亡くなった人もいたっけ…。
私の故郷では、
一人が死ぬと更に二人死ぬと言われている。
実際に、三件の葬式が出る事が多い。
知っている人が一度に居なくなる。
三件ではなく、三十件だったら?
心の穴は、簡単に埋まるのだろうか?
「辛い時の為の信仰」
ある宣教師さんが自分の体験から教えてくれた。
祖父が亡くなった時、私は仏教独特の考え方をしていた。
頭で考えても分からない。
ただ、そう言う物なんだ…と。
小さい頃に住んでいた場所、
小さい頃に遊んでいた場所、
震災とは関係ないけれど、
随分と様変わりしてしまった。
その人の悲しみや苦しみは解らない。
だって、その人じゃないから。
ただ、心で寄り添う事は出来るよね。
悲しみを知らない人はいないから。