冬のある日。
道の真ん中にあった塊。
周りには赤い色。
無愛想な青年は、その塊を拾って来ました。
数日で冷たくなると思ったその塊は…
元気です(笑)
車に轢かれたのか、顎の辺りが少し変ですが…。
元々可愛がられていた飼い猫なのでしょう。
人見知りを全くせず、構ってくれと寄って来ます。
「何処?」と呼びかけると「ニャ~」と返事します。
固形のキャットフードは殆ど食べず、缶を好んで食べるそうです。
青年は猫アレルギーの為、拾って来た日しか触っていないそうな。
「とても大切にされていた猫みたいだ。もしかしたら、あのまま見捨てた方が幸せだったかも知れない」
そう言う声が聞こえて来た。
そうかも知れないし、違うかも知れない。
「もしかしたら、捨てられた子かも」
そういう声も聞こえている。
飼い主さんが捜しに来てくれる日を待っている様な、待っていない様な…。
