アニマルセラピー (動物セラピー) | 晴好雨奇

晴好雨奇

気紛れ更新の日記です。

動物セラピーと言う言葉を聞いた事のある人は沢山いるとおもう。

 

イルカと泳ぐセラピーだけではない。

 

身近な動物と触れ合うだけで、癒される。

 

 

 

私がそれを実感したのは数年前。

 

失恋のショックと言うか、喪失感のせいで無気力になってしまった時期があった。

 

幸い、「仕事に行かなくては」と言う意思と、人目があれば普通に振る舞える仮面を持っていた。

 

いつも通りに仕事をして、お客様に愛想笑いをして…。

 

朝食と夕食は全く口にしなかったが、昼食はきちんと食べられた。

 

52kgあった体重は、44kgまで落ちた。

 

 

用事があって実家へ帰ったある日、いつもの様に愛犬に挨拶をしようと近付いた。

 

いつもなら尻尾を振って飛びかかろうとするのに、大人しく座っている。

 

不思議に思いながら近付くと、切なそうに潤んだ瞳で見つめられた。

 

ハッとした。

 

ただ、じっと見つめて来ただけなのに、全て見透かされた様に感じた。

 

いつもより異常なほど大人しい愛犬と遊んで帰ったその夜から、普通にご飯が食べられる様になった。

 

スイッチが切り替わったと言う表現がしっくり来る。

 

それまでが嘘の様に、私は私に戻っていた。

 

 

 

暫くして遊びに行くと、愛犬は先日の大人しさが嘘の様にはしゃいでいた。

 

私の腕や足に遠慮なく泥を塗ってくれたので、居間に行く前に脱衣所に行かなくてはならなかった。

 

「このヤロ~」と思いつつも、笑みを浮かべている自分がいた。

 

 

 

その愛犬も、先代達の様に旅立ってしまった。

 

今は、酷い虐めを受けていた犬が我が家にいる。

 

虐めの傷は完全には癒えていないが、寛ぐ振りをしながらこちらの様子を窺う事は無くなった。

 

支えて、支えられて…そんな関係を誰かと築いて行けたら素敵だと思う。

 

 

 

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