高校時代、JRCで習った手話。
今は殆ど忘れている。
でも、少しだけ覚えている。
自分の名前と、出身地。
「おはよう」「こんにちは」「私、それ持つよ」「ありがとう」「ごめんなさい」
それから、歌詞を少し。
日常会話は全く出来ない。
それでも、手話で話せば喜んでくれる。
驚いて、暫く固まってしまう人もいる。
「すごい」って、褒めてもらう事もある。
JRCの講習会で、聾学校に通っている高校生と交流する機会があった。
聾学校の先生が「この子達は読唇術だけではないんです。面白い物をお見せします」と言って、生徒達に背を向けた。
「○○君」
先生が言い終わる前に、勢い良く手を挙げた男の子。
「何で分かったの?」
先生の質問に、得意げに頬を指差す。
斜め後からなら筋肉の動きでおおよその見当が付く、「自分の名前くらい分かるよ」と得意そうに答えた。
その後、幾つかのグループに分かれて雑談をした。
私達が戸惑わない様に、口での会話が出来る子達を連れて来てくれたそうだ。
片言の手話を交えながら、趣味や好きな芸能人の話をした。
引っ込み思案だった私は、住所の交換をしなかった。
なかなかお目にかかれない美男美女。
男の子は卓球の全国大会出場選手だそうだ。
お友達にならなかった事が未だに悔やまれる。
女将さんが、英語と手話を流暢に話す。
かなりカッコイイ。
私も話せるようになりたいと思ってはいるが、なかなか話しかける勇気が無い。
最初から完璧に話せるはずは無いのだが、意味が分からなかったらどうしようと思ってしまう。
要は、意気地なしなんだろう。
時々、聾唖の方にお泊り頂いているので、少しずつ話せる様になろうと思う。
桜井牧師に「いらっしゃいませ」と「一緒に行きましょう」を教わったしね。
「お疲れ様」を教わった時は、従業員同士で使い合ったっけ。
「ものすご~~く疲れました」とかね。
当時バイトに来てた宣教師の内藤さんとお話したんだ。
「煩い場所では手話が良いよね」って。
使い分けが出来たらカッコイイと思うのは私だけかな。