長期投資は実は危険?
株の初心者や損しっぱなしの人の多くが一番勘違いしている、最も投資において危険な勘違いがあります。
それは「投資をパーセンテージでは無く、金額で捕らえる」ということです。
株の初心者や、取引のたびに損失が膨らみ続ける大部分の人はそのように考えています。。
このような会話を誰でも聞いたことがあると思います。
「株やってるんだって?」
「ああ一応やっているけど」
「いくら儲かった?」
「あいつ株で○○円損したらしいぜ」
「止めりゃいいのに馬鹿だよな」
「今日一日の取引で○○円負けたから明日は取り返さないと」
こういった考え方は投資をする上で非常に危険です。
何故でしょうか?
なぜ彼らは株式は右肩上がりであると言い切るにもかかわらず、長期投資が危険であるというのか。
気をつけなければならないのは、長期的に右肩上がりなのはS&Pなどを始めとする株価指数であって、決してすべての株がというわけではないということです。
S&P指数、日経225もそうですが、時代にあった銘柄に定期的に入れ替えています。
つまりすべて同じ企業の株で構成され続けているわけではないのです。
去年の12月にもS&P500に4銘柄追加されていました。
これが何を意味するのか?
用するにこういった株価指数自体が、それなりに考えられたポートフォリオであるので、
もし貴方の買った株がダメ企業で衰退していけば、当然それを反映して株価も下がるということなのです。
(長期で見れば株はリスクは少なくなっていきますから。つまりダメ企業の株価が割高になる確立は少なくなっていくわけです)
ですから長期投資においてこそ保有企業を厳選する必要が出てくるわけです。
逆に短期売買では、そういったファンダメンタルを考慮する必要性は少なくなってきます。
正しい投資習慣、考え方を身に付けなければ、長期的に損失は膨らむ一方になるわけです。
株式投資に関わらず、スポーツでもなんでも同じことだと思いますが、間違った習慣に基づいて、続けてしまえばしまうほど結果を出す上では致命傷になります。
正しいやり方で、こつこつやり続けることが重要なのです。