私が、大学院に入りましたのは、社会人5年目の時でした。
当時は、今のように「社会人大学院」というものがなく、
昼間の正規課程しか講義がなかったものですから、
授業の時間に会社から外出させていただき、その時間分
給与カットという状態で、通学しました。
毎日、3時間くらいしか睡眠が取れず、帰りの電車でよく
立ったまま教科書を広げて寝ていたのを思い出します。
受験勉強なんて、全然楽勝だったと感じたことを覚えています。
入学当時は、シグマの記号の意味もわからず、多変量解析の
授業に出ていました。ですから1年の前期は、ほとんど授業の
内容がわかりませんでした。
しかも、統計やマーケティングサイエンスの教科書は、当時は
ほとんど洋書だったので、血の出る思いで勉強しました。
先生方からの評価も最初は、一番低かったと思います。
でも、皆さんにも諦めてほしくないのは、ある所から、一気に
教科書が理解できる瞬間が訪れるのです。
その後は、堰をきったように理論がどんどん頭の中に流れ込んで
くるようになりました。
1年の後期に研究計画書を出した頃には、先生方も少し期待を
感じていただいたようで、修士で辞めるつもりだったのが、
博士課程はどうするの?と聞かれるようになりました。
今では、文系出身の私でも、理系の方々の学会に参加できる
までになりました。
学生さんに伝えたいこと、それは、決して諦めないことです。
絶対に、理解できるようになります。
しかし、授業ですべて教えてもらえるという意識は捨てる必要は
あります。
大学院では、講義は、入口を教えていただいているだけなのです。
そのあとは、自分次第です。
ぜひぜひ、多くの方が統計解析を見に付けていただきたいと
思います。
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