『翔ぶが如く』4巻p12より~
~
どこかで西郷が、若い者に問われた。自分は何事かをしようと思うがどう心掛けたらよいか、と質問した。
「そいは、思ウテ一(いっ)ナレバ敵ナシ、ちゅう事(こっ)がごわすが、そいで遣(や)んなさればよか」 ~
(ただ一つの目的のために思いをこらし、怖れもせず、わき見もしないで取り組む。その境地が大切だ)
というところを読んで「自分のことではないか」と思ったことのある皆さんこんにちは、木々や草はなが一斉に芽吹く景色をまぶしそうに眺めているとこトン、です。
大木が!(^-^)。エネルギーにあふれてる。
さて、いま、私の頭の中は、けがが良くなったら、どう仕事を進めていくか、で一杯で、
「ミニユンボがないと、やはりちょっと厳しいかもな」
「ミニユンボ、といったって、サイズはどうするか。値段は。」
「維持費はどうする。赤字では意味がないぞ」
「アタッチメントは。グラップルはばか高いぞ。ホース破いたら大変だし」
とか、ぐるぐる。
せめて、まずは行動、とユンボが並んでるお店へ。
「ふむふむ、これが3tクラスだな。」
よし、お店の人に声かけてみよう。
「すみませーん。こちらでは販売もされているんですか?」
「いや、うちはリースだけですけど・・・」
「え。ですよね!失礼しましたー!」(^_^;)
(聞いてた話と違うじゃないか。)
また、
「ユンボの用意ができたとして、どうやって運ぶ?」
「3tユンボなら、ぎりぎり3tトラックで運べる、しかしいくらするのか」
「3tトラックのリース料は。よし、電話して聞いてみよう。え、15752円。やはり高いな」
「アルミブリッジも必要だな。3tに耐えるやつっていくらするのかな。リースはいくらかな。え、2400円。けっこうするな」
「3tユンボといっても、重さもいろいろあるな。これは3000kgぴしゃりか。こっちは3200kgだぞ。これくらいなら違反にならないのか?いや、だめらしい。きついな」
「幅もいろいろ。基本は1550mmか。3tトラックは1695mmか。ぎりぎりだがなんとかなるのだろう。ん、こっちのユンボは1740mmだぞ。となると、4tトラックか。4tトラックはと・・・」
などと、ぐるぐる。
そんなことやってる場合か。まず、相棒のメンテを先にしておくべきじゃないか。
その通りだ。たて棒の止めが少し甘くなっていて、テンションが強めにかかると何度か勝手に外れたのだった。
「よし、溶接してもらうしかないか。仕事できない今が修理のチャンス」
(老M先輩へ場所をたずねたら、案内だけでなく、トラックまで出してくれて。
感謝を忘れぬこと!)