前回までのあらすじ
「ゲーム作ろう」
まず、素材を調達する・・・よりも、素材を作るという茨の道を選びました。

音楽を無料で作る
音楽を作る道具は、Windowsに限れば、いろんなものがあります。
Domino、ピストンコラージュ、ミノ式MIDIシーケンサ、ミディエモン、
lmms、テキスト音楽サクラ、Muse、MuseScore、Music Studio Producer、
まだまだあるかもしれないけど、作曲に使うソフトを「シーケンサー」といいます。
MACではGarageBand、Linuxではlmmsぐらいしか思いつきません。
ピストンコラージュ以外は、全部MIDIを操作して音楽を作るソフトです。
MIDIを操作するということは、MIDI音源を操作するということ。
MIDI音源は、Windowsの場合は、基本的にMicrosoft GS wavetable synthしかありません。
MACやLinuxに至っては、ちょっと思い当たりません。
ついでにWindowsだと、XP時代まで使えていたはずのいろんなソフトウェアMIDI音源は、
Vista以降、使えなくなってしまいました。
というわけで、ソフトウェアMIDI音源を実現する「VST」を構築してみます。

・・・まあ、Microsoft wavetable synthは音そのものはへぼいのですが、
へぼくても、工夫すれば、Microso(略)でも、作れることは作れるのですが。
というより、ばんばん作れます。

VSTを構築する
やり方がわからなかったので、資料をいろいろ見てみました。
基本的な流れは、シーケンサーと音源関連のものを1つに接続する。

MIDIシーケンサー --- 仮想MIDIケーブル --- VSTホスト --- VSTi・VSTe

仮想MIDIケーブルには、loopMidi、LoopBe1、MidiYokeなどがあり、
VSTホストには、dvsthost、Pedalboard2、SynthEditなどがあります。
ここでは、loopMidiとPedalboard2を使うこととして、

loopMidiをインストールします。
インストールしたら、実行して、「+」をクリックして、音源を増やします。
といっても、まだ音は鳴らないのですが。
話によると、64個まで増やせるそうです。

MIDIマッパーをダウンロードします。どっちかを使って、増やしたMIDI音源を選びます。
MIDIせれくた~
Putzlowitschs Vista MIDI-Mapper Control-Panel Version 0.94

ASIO4ALLをインストールします。

Pedalboard2をダウンロードします。zipで配布されています。

Pedalboard2の設定ですが、
基本的には、こちらのサイトに書かれた設定で完璧です。
ほぼ書くことなくなっちゃったのですが、補足。
必ずMIDIマッパーで、loopMidiで増やした音源に合わせます。
これをやらないとVSTは使えません。

VSTiをゲットする
ほとんどのVSTi(インストゥルメンタル。VST用楽器ファイル)は、
32bitのものが出回っています。たまに64bit版がある程度の認識で。
また、VSTホストなソフトは、32bitと64bitが分かれています。
きっと、VSTファイルが明確に32bit、64bitって分かれているからでしょう。
64bitのものを32bitのパソコンで使えるかどうかはまだ確認していません。

VSTiは、こういうところとかで手に入れます。
ぐぐれば出てくる予定。ただしお目当てのものが手に入るとは限らない。
お目当てのものが使えるとは限らない。
理由はわからないけど、動かないのもあるし。

MIDIシーケンサーの調整
また、ものによってはMIDIシーケンサーのほうで、特殊な設定が必要な場合があります。
ここは、ぐぐるしかありません。BingやDuckDuckGoなどで。
何かに精通していれば、なんとなく使い方がわかっているかもしれませんけど、
ぐぐったほうがいいかもしれません。
全部のシーケンサーに対応するなんて無理。

チャンネルごとに鳴らすVSTiを変える
「Param」につなぐか、「m」ボタンをクリックすると、右下のほうに「omni」とあるので、
これを、お目当てのチャンネルに合わせると、いろんなVSTiを同時に鳴らすことができます。
MIDIの仕様上は16種類まで同時に違った音を出すことができるのですが、
16個の音源を出して、それを全部のチャンネルに対応させて、出力につなげると、
最大16個のVSTiを同時に鳴らすことができます。マシンパワーとの相談になるけど。

音楽のネタについて
作曲法とか音楽理論とかの本や知識は、くさるほど手に入るけど、
ネタについては、こればっかりは、本やサイトを見て勉強しても思いつかないので、
実際に楽器を演奏したり、鍵盤ソフトを鳴らしてみたりして連想するか、
考え事をしながら、いったん考え事を忘れると、
忘れたころにネタが天啓のようにわいてくるので、
そのへんを元に作曲してみてはいかがでしょうか?
ちなみに、使うシーケンサーによって、作りやすい曲と作りにくい曲があります。
がちがちの理論派なら、
テキスト音楽サクラとかMuseとかの、文字記述方式が向いているし、
感覚派なら、断然ピアノロール有利です。
(個人の感想です)

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