夏の間はモコモコとしたグリーンの姿が鮮やかで、秋になると真っ赤に紅葉する美しい一年草です。
紅葉が終わると茶色く枯れて、鮮やかだった色も見る影もありません。種を取って次の年へ向けて準備をした後のコキアは、落葉や枯れ枝と同じように処分していました。
コキアの別名は「ホウキグサ」「ホウキギ」。 その名前の通りホウキの材料として使われています。
現在ではホウキグサのホウキはほとんど見かけなくなりましたが、シーズンが終わり茶色くなって枯れたコキアをホウキにしてみました。
ホウキにするコキアは、真ん丸になる種類よりも縦長に伸びる種類がいいかもしれません。
作り方は簡単。
ホウキの柄にする棒、今回は端が壊れた園芸支柱を用意しました。
コキアを固定する針金、これは丈夫な紐でも代用できます。
この2つを用意したら、コキアを棒に結んで固定するだけです。
使うコキアの大きさによっては1本でも大丈夫ですが、2本以上を使うとボリュームが出ます。
本当は枯れた葉やゴミなどをきれいに取り去って、一定のサイズになるように枝をバラバラにして揃えた後で、柄に取り付けるのがちゃんとしたやり方だと思います。魔女のほうきのようなデザインも作れそうです。
今回は思いっきり手抜きして作ったコキアのホウキですが、使ってみると100円ショップで買ったパーム(ヤシ)のホウキよりも使い勝手は良好でした。ホウキの目が細かいので、小さなゴミや砂粒を掃き取ってくれます。玄関周りなどの外掃除にはぴったりでした。