仙台市内にある西公園はお花見の名所としても知られていますが、通りを挟んだ南側の旧検察庁官舎敷地には樹齢300年を超えるしだれざくらがあります。 仙台市の保存樹木に も指定されているのですが、個人宅の中にあって周りを塀で囲まれているので、ほんの一部しか見ることができませんでした。

その後、2011年の3月に起きた東日本大震災の後で、周りにあった古い建物が取り壊されて通りからしだれざくらがよく見えるようになり「ずいぶんと立派な桜だったんだなぁ」と感心していました。

 

しばらくは更地のままでしたが、昨年2018年になって工事車両が出入りするようになり桜の木が見えなくなりました。まさか切られてしまったのか?!と思っていましたが、マンションの建設にあたり敷地のちょっと奥の方へ移植されたのでした。

古くは伊達宗景の屋敷跡で、宗景自身が植えたと伝えられるしだれざくらが無事残ったようで一安心ですが、今後はマンションの住人専用になってしまうのかもしれません。

 

広瀬川を眼下に、正面には青葉城を望むロケーション。春はお花見、夏は花火大会が間近で楽しめるこの場所に暮らしてみたらどんな感じなんでしょう?