二人は、堤防の階段を上がった
「ここで食べるか」
順子は、はいと答えるしか無かった
おっちゃんは、おにぎりやおかずなどを買ってきていた
順子にはお茶と手渡した
「俺は、これだとビールを飲み出した」
じっと見つめる順子に
「大丈夫、いつも飲んでるから・・・
何もしないから、安心して食え」
「はい」
順子は、おにぎりを食べ始めた
すぐにお腹いっぱいになった
「もっと、遠慮せず食べろ」
「いえ、遠慮じゃなくてお腹いっぱいで」
「じゃあ、しまっておけ」
「はい」
少しの沈黙の後、おっちゃんが喋り出した
「前にも、若い男の子と一緒に歩いて家にも
泊めた事があるんだ、今もこっちに来ると連絡してくれるよ」
「そうなんですか」
「お嬢さんを見た時に気になってね、それで声を掛けたんだ」
「なにかあったかい?」
優しく諭すように言われつい順子は自分の事を話し始めた
「彼が、亡くなって・・・
自殺しようと、フェリーに乗りました。
でも、飛び込めなくて」
その後、順子は泣き出してしまった
「死ななくて良かったな」
おっちゃんは一言いった後、順子が泣き止むのを待った
「自殺しなくて良かったな、おっちゃんと約束してくれ
自殺しないと、わかったか」
「はい」
順子はそう答えるしかなかった
だが、その「はい」は自然に出たものでもあった
知らない男の人に、身の上話をし
自殺をしないと約束した。
順子は、おっちゃんの顔を見ながら不思議な人だと思った。
「ここで食べるか」
順子は、はいと答えるしか無かった
おっちゃんは、おにぎりやおかずなどを買ってきていた
順子にはお茶と手渡した
「俺は、これだとビールを飲み出した」
じっと見つめる順子に
「大丈夫、いつも飲んでるから・・・
何もしないから、安心して食え」
「はい」
順子は、おにぎりを食べ始めた
すぐにお腹いっぱいになった
「もっと、遠慮せず食べろ」
「いえ、遠慮じゃなくてお腹いっぱいで」
「じゃあ、しまっておけ」
「はい」
少しの沈黙の後、おっちゃんが喋り出した
「前にも、若い男の子と一緒に歩いて家にも
泊めた事があるんだ、今もこっちに来ると連絡してくれるよ」
「そうなんですか」
「お嬢さんを見た時に気になってね、それで声を掛けたんだ」
「なにかあったかい?」
優しく諭すように言われつい順子は自分の事を話し始めた
「彼が、亡くなって・・・
自殺しようと、フェリーに乗りました。
でも、飛び込めなくて」
その後、順子は泣き出してしまった
「死ななくて良かったな」
おっちゃんは一言いった後、順子が泣き止むのを待った
「自殺しなくて良かったな、おっちゃんと約束してくれ
自殺しないと、わかったか」
「はい」
順子はそう答えるしかなかった
だが、その「はい」は自然に出たものでもあった
知らない男の人に、身の上話をし
自殺をしないと約束した。
順子は、おっちゃんの顔を見ながら不思議な人だと思った。