shanti(以下シャンテ)はSさんご夫婦が、フラッとペットショップに立ち寄った際に、スタッフが裏からダンボールを持ってきて見せに来たコでした。

当時、シャンテ生後4ヶ月。

いわゆる「売れ時が過ぎたコ」で、店頭にすら出して貰ってもいなかったのです。
Sさんは、動物を飼うつもりは毛頭なかったのに、シャンテを見た瞬間、お金を銀行から降ろしに走ったのでした。

シャンテは、SさんとJ子さんに大事に育てられました。Sさんにカットもしてもらい、いつもサロンに居て、2人の仕事を見ていました。

お客様方には、愛想を振りまくような事はしません、まるで猫のようなコだったそう。

でも、心に傷をもった方などにはピッタリ寄り添っていたそうです。
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私が出会った時は、まだやんちゃな年齢だったはずなのに、落ちついていて余りフレンドリーではないかな?嫌われたかな?と思いました。
しかし、オモチャを私の前に咥えて持ってきてくれ、Sさんから「あれ?そんな事滅多にしないのにね。」だった。

私は、その後すぐ渡英し月日が流れていきます。
それがシャンテと会った最初で最期でした。

実はSさんご夫婦からシャンテの話を聞いたのは、最近になってから。シャンテが天国に行ってしまい、激しいペットロスに襲われとてもじゃないがシャンテについては語れなかったのです。

シャンテは病気で他界しました。何の病気だかは分かりません(聞けない)。

シャンテが7年前に亡くなった後、お客様の知り合いから、「シャンテからメッセージを預かった。シャンテはとても位の高い犬で、神様にお仕えしている、そんな高貴な犬のオーナー(Sさん夫妻)に会ってみたい」と連絡がありました。

J子さんはまだしも、Sさんはスピリチャル的なものを全く信じない方なのですが、そのお客様の来店を待ちました。

お客様は、Sさんに会った瞬間「あなた、粉ミルク飲んでるでしょう?シャンテが欲しいって言ってるわよ」それを聞いたSさんは、動揺しました。
実際、彼はその時粉ミルクをよく飲んでいたし、シャンテは粉ミルクをご飯にふりかけないとご飯を食べないくらい大好物だったのです。

お客様は続けて話します。
「シャンテはあまりにも賢い犬である為、神様が離したがらないの。だから、15年後に生まれ変わるわよ。その時は白い毛色で還ってくると言ってるわよ」

その後は、Sさんご夫婦に向けてあらゆる事を語ります。前世からこれから先の使命まで。この話は長くなるので割愛しますね。

Sさんの癌はかなり危ない状態にもかかわらず完治し、医者さんが「奇跡」と言っていました。Sさんは科学療法の他に、スピリチャルな……つまり霊的なもの持っている人達が周りにいたし、ケアを受けていたのです。

その後Sさん自身に霊的な能力が付いてしまったようです。(笑)

たまに、家の中やサロンでシャンテの気配を感じる、最近はシャンテのイビキがベッドに入った時に聞こえるそうです。
J子さんはSさんの足元に頭を向けて寝るので(何故だ?(笑))、Sさんの耳元でイビキが聞こえるはずもないのに……。やはり、シャンテなんです。

何度も、シャンテの後に犬を飼おうか迷い、ショップに入るものの、シャンテと出会ったときの衝撃と同じ感情が湧かないとの事。

8年後にシャンテが
SさんとJ子さんの元に還って来るまで待つそうです。

虚弱なJ子さんに変わり天国に行ったシャンテ。神様に気に入られちゃって大変だね。私も8年後にあなたにあえるのを楽しみにしているよ!


See ya baby!!!!
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