こんにちは![]()
不登校・発達特性(ASD/ADHDなど)に
配慮した学習支援を行っている
家庭教師「ARATAMA」の、りお先生です![]()
「りお先生ってどんな人?」
と思われた方はこちらから、私の簡単なプロフィールをご覧ください▼
今日は、
起立性調節障害の子を持つ親が、一人で抱えすぎてしまうとき
というテーマで書いてみたいと思います。
起立性調節障害のお子さんを支えている親御さんは、
子どもの体調、
学校とのやり取り、
勉強の遅れ、
進路の不安など、
本当にたくさんのことを同時に抱えやすいと思います。
しかも、そのしんどさは、
外からはなかなか見えません。
だからこそ、気づいたときには
親御さん自身がかなり疲れ切っている
ということも少なくないのではないでしょうか。
私は、
起立性調節障害の子を持つ親が
一人で抱えすぎてしまうのは、
弱いからではなく、
それだけ子どものことを大切に考えているから
だと思っています。
今日は、「抱えすぎてしまう親の気持ち」を
否定するのではなく、
何が苦しさを強くしているのか、
そして何を一人で抱えなくていいのか
を整理してみたいと思います。
📌 この記事で分かること
- 起立性調節障害の子を持つ親が、一人で抱えすぎやすい理由
- 一人で抱えすぎているときのサイン
- 親が外に任せていいこと
- 親御さん自身が少し楽になるための考え方
起立性調節障害の子を持つ親が、一人で抱えすぎやすい理由
私が思う大きな理由は、主に2つあります。
1. 外から症状が見えにくいこと
起立性調節障害は、
見た目だけでは分かりにくいことがあります。
朝起きられない。
立ちくらみがある。
頭痛やだるさが強い。
でも、ずっと寝込んでいるわけではない。
少し元気そうに見える時間もある。
そうすると、
周囲から
「本当にそんなにしんどいの?」
「行ける日は行けるんだね」 のように、
理解のない反応をされてしまうことがあります。
私の母も、他の保護者の方から
「修学旅行には来るんだね」
というような言葉をかけられたことがありました。
こういった経験は、親御さんをかなり傷つけると思います。
子どもの体調そのものだけでなく、
親もまた、周囲に説明し続けたり、
誤解と戦ったりしながら消耗していくのだと思います。
2. 将来への不安が強いこと
親御さんが特に不安になりやすいのは、
「このまま高校に行けるのか?」
ということではないでしょうか。
朝起きられない。
学校に安定して通えない。
勉強も思うように進まない。
そうなると、親御さんはどうしても
「この子の将来はどうなってしまうんだろう」 と考えやすくなります。
そしてこの不安は、
1回考えて終わるものではありません。
毎朝の様子を見るたびに、
テストや行事のたびに、
周囲の子が進んでいくのを見るたびに、
何度も何度もぶり返してきます。
その積み重ねが、
親御さんをかなり削っていくのだと思います。
一人で抱えすぎているときのサイン
私が見ていて、
「かなり抱え込んでいるな」 と感じる親御さんには、
いくつか共通点があります。
1. 過去ばかり悔いてしまう
たとえば、
- もっと早く病気だと気づいて病院に連れて行っていればよかった
- 病気だと知っていたら責めなかったのに
- どうしてあのとき責めてしまったのだろう
というように、
「あのときああしていれば」 と
過去を何度も振り返ってしまうことです。
もちろん、そう思ってしまうのは自然です。
それだけ真剣に子どものことを考えていたからだと思います。
しかし、そこに気持ちが引っ張られ続けると、
今を支える力まで削られてしまいます。
2. 焦りが強くなる
抱え込みが強いときは、言葉の端々に焦りが出やすいです。
- このままでいいんでしょうか
- もう時間がない気がして
- 早く何とかしないと
というような、強い焦燥感です。
焦りが強くなると、親御さん自身も休めなくなります。
そして、家の空気にもその緊張がにじみやすくなります。
3. 言語化できないほど疲れている
これはかなり多いです。
最初は 「何を話せばいいか分からなくて……」 と
おっしゃるのですが、
少しずつ聞いていくと、
ぽつぽつと悩みが出てくることがあります。
つまり、しんどさがないのではなく、
つらさを言葉にする余力もないほど
疲れている状態なのだと思います。
表情がなんとなく暗い。
でも、自分のことは後回しで、お子さんのことばかり話す。
そういうとき、私は 「かなり抱え込んでこられたのだろうな」 と感じます。
親が一人で抱えすぎると、家庭全体が苦しくなりやすい
親が抱え込みすぎてしまうと、
お子さんのことだけではなく、
家庭全体の空気も重くなっていきます。
たとえば、
- 親がため息や焦りを隠せない
- 家族全体の笑顔が減る
- 家の中がピリピリする
- 子どもも「自分のせいかもしれない」と感じやすくなる
ということがあります。
だから私は、親御さんのしんどさを
「子どもの問題とは別」 とは思っていません。
むしろ、 親御さんのしんどさも、
家庭全体の支援の一部だと思っています。
起立性調節障害の子を持つ親が、外部に任せていいこと
ここはかなり大事なところです。
親御さんの中には、
「これは親がやるべきこと」 と思って、
一人で抱えてしまう方が多いと思います。
でも私は、最初から全部を親が背負う必要はないと思っています。
1. 学習の見立て
今どこでつまずいているのか。
何ができて、何がしんどいのか。
どこから勉強を再開したらいいのか。
こういうことは、
起立性調節障害や不登校に理解のある塾・家庭教師に
任せてよい部分だと思います。
2. 進路情報の整理
高校、通信制、定時制、内申、出席日数、配慮。
進路の情報は多く、
親御さんだけで整理するのはかなり大変です。
ここも、 進路や制度を一緒に整理できる
家庭教師や支援者に頼ってよいところだと思います。
3. 子どもへの声かけ
親子だと、どうしても感情が入ります。
だからこそ、第三者の視点が入ることで、
声かけが少し変わることがあります。
ここは、 カウンセラーや理解のある支援者に相談してよい部分だと思います。
4. 親自身の気持ちの整理
不安、怒り、罪悪感、疲れ。
親御さん自身の気持ちは、
子どもの前ではなかなか出しにくいと思います。
だからこそ、 親御さん自身が話せる場所 を持つことはとても大切です。
カウンセラーでも、信頼できる相談先でもよいと思います。
5. 学校とのやり取りの整理
学校との連携に関しては、
必要に応じて専門医からのアドバイスが
助けになることもあります。
親御さん一人で抱えるより、
医療や支援者の視点が入ることで、
かなり整理しやすくなることがあります。
でも、外部に任せることに抵抗を感じる親御さんも多いと思います
それもとても自然です。
外に任せることに抵抗を感じやすい理由としては、
- 誰に相談すればいいか分からない
- お金の問題がある
- 親がやるべきだと思ってしまう
- まだそこまでではないと我慢してしまう
このあたりが大きいと思います。
だからこそ、最初から全部でなくて大丈夫です。
私は、 一つでも外部に任せられたら、
それだけでかなり違うと思っています。
親御さんに、まず最初に伝えたいこと
このテーマで、私がいちばん最初に伝えたいのは下記です。
まずは、自分のしんどいという気持ちを
素直に受け止めてあげてください。
起立性調節障害のお子さんを支えていると、
親御さん自身の気持ちは
どうしても後回しになりやすいと思います。
でも、本当は親御さんのしんどさも大事なことです。
しんどいものは、しんどいです。
それは、子どもを愛していないからでも、
親として弱いからでもなく、
それだけ子どものことを大切に考えているから
だと思います。
最後に
起立性調節障害の子を持つ親御さんが
一人で抱えすぎてしまうのは、
弱いからではなく、
それだけ子どものことを大切に考えているから
だと私は思っています。
だからこそ、しんどいと思ったときは、
一人で抱え続ける前に、
少しずつでも外に任せていいのだと思います。
学習のことは学習の専門家に。
進路の整理は進路を一緒に見られる人に。
声かけや気持ちの整理は心理の専門家に。
そうやって、
一人で全部抱えない形を少しずつ作っていくことが、
親御さん自身にも、
お子さんにも大事なのではないかと思います。
起立性調節障害の悩みは、
体調のことだけでなく、
学校、勉強、進路、
そして親御さんご自身の気持ちまで
重なりやすいものだと思います。
このブログでは、
そうした「親子で一緒に抱えやすい悩み」を、
保護者の方向けに一つずつ整理しています。
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