元義父…

息子達が大人になり、それぞれ結婚すると
差別の対象が入れ替わった

運動会でも何でもウチの子供達の行事を見にきてくれた

私の親は人におもてなしをする事が好きだった
そんな両親の元で育った私は来てくれた人に
おもてなしをするのは当たり前の事と思っていた

そして恒例化していた嫁だけの談話で真実を知った

元義父は元義兄の子供達の行事には行った事がなかった事を…

検証!

私の母がよく言っていた
「あの親父は嫌いだよ!
    人の金だと思ってガブガブ呑んで!
    ましてや、自分の子供にいっぱい金を使わせて!
    小遣いの一つくれないくせに(怒)」

そう、元義父は
“タダ酒が出る所には行く人”だった

その時は「楽しく呑んでくれたなら良いじゃん」と
私は思っていた

しかし、私の母と同じ事を言う人がもう1人いたのであった
それは元義母だった

そんな事には気付かない彼
差別を受けていた分を埋めるかのように
父親べったりになっていった

そして同じ人間になっていき
そこには金の亡者エキスもたっぷりと含まれていった