決勝トーナメント初戦、中国をフルセットの末撃破したものの、準決勝で昨年のW杯ではストレート勝ちをしたもの、本来のサーブで崩す戦法に対応され、力負けでストレートで敗戦。
ブラジルの前に屈して3位決定戦へとまわるこことになった。
対するは、昨年のW杯ではストレート勝ちしたものの、オリンピック出場のキップを獲る為の世界最終予選で、1-3で敗戦を喫した相手。
絶対負けたくない相手韓国です。
かなりの接戦となりましたが、キッチリ世界最終予選での仮を返す、ストレートでの勝利で、ロス五輪以来28年ぶりのメダルを獲得です
本格的にバレーボールを観るようになってからは初のメダル獲得の瞬間となりました。
観て初めたのはいたのは、まだ日本リーグ時代、HITACHIベルフィーユが活動していた頃・・・
中田久美さん、大林素子さん、吉原知子さん、福田紀代子さん、多治見麻子さんなどがいて、ほぼ日本代表選手がそろっていた黄金時代の全盛期。
その後Jリーグの成功で、バレーボール界にもプロ化の動きが出始める。
Vリーグが出来て社会人リーグからプロ化を急いだバレーボール協会・・・
しかしそれが発端でチームの廃部を企業が選択していく要因のひとつとなってしまった・・・
今はVプレミアリーグになるわけだけど、日立がJリーグに進出し柏レイソルが出来て大物外国籍選手獲得するなどの余波で資金難で廃部という目にあいました。
その後主要選手はそれぞれ海外や、他の日本チームに移籍したり、日立以外でバレーをすっるつもりは無いと引退した選手もいました。
その頃あったチームで今も残っているチームは少ないです。
日立のほかは、小田急ジュノー、イトーヨーカドープりオール、ダイエーオレンジアッタカーズ、ユニチカフェニックス、などダイエーは確か今は久光、ユニチカは東レっだったか中にはチームごと別の企業が引き取ったチームもありました。
そんな紆余曲折あり、若い選手が生まれてきて、メグ・カナが今回の主役かと思われていたものの、カナは怪我で引退。
メグも怪我が万全ではないということで、木村沙織が今は日本の絶対エース。
竹下さんが司令塔、佐野さんがりベロで守護神。
荒木、大友のミドルアタッカーで、そして若い迫田、江畑、狩野と、才能がある若い選手たちと、ベテランが上手くそろって、元男子日本代表セッターだった真鍋監督の下世界と台頭に戦えるチームを作り上げた。
長い長い時間がかかりました。
「東洋の魔女」と呼ばれた東京オリンピックで金メダルを獲得以来、メキシコは銀、ミュンヘンで銀、モントリオールで金、モスクワオリンピックは政治上の問題で不参加、 ロサンゼルは銅。と連続メダルを獲得してきた。
しかしソウルは4位、バルセロナは5位、アトランタは9位、シドニーは出場権すら獲得できない屈辱にまみれた。
そこから女子バレーボールは再び世界と戦うための戦力を再構築し始める。
そして出場権を獲ることが大きな課題となった感があるアテネと北京で5位と、着実にレベルアップが図られてきた。
そして迎えたロンドンで今回28年ぶりにメダルを手にする活躍をしたわけである。
思えばアトランタの前後、ちょうど各企業が続々とスポーツ競技から撤退し、さまざまな困難な期間が続いていたのが、この成績からもわかる。
Vプレミアリーグが安定してチームで競い合う環境を整備したことにより、着実に戦力が安定してきたということがあるのと、社会人チームからチームのプロ化を果たしたときに活躍していた選手達の経験をアテネ・北京大会の出場にあたり、その参加権を得るための大会や、W杯、などの世界大会でその党いまだ若かった選手たちに経験を積ませることが出来たことも大きな原動力であると思う。
特に吉原さんや、多治見さんがその役割をこなし、今は竹下、荒木といった選手たちがチームを引っ張ってきたというのと、それにしっかり若い沙織や迫田、江畑など、それにしっかり着いていった事がロンドンでメダルを獲得したことにつながったのだと信じたい。
そして次のリオデジャネイロオリンピックで今回参加した若い選手たちが、さらなる高みを目指すためにさらに若い選手を牽引してしかなくてはいけない立場に成長していかなければならない。
それが日本女子のバレーボールに求められていると思う。
それにしても男子はなかなか出場権も獲れずに苦戦が続いている・・・
日本男子も過去にはミュンヘンオリンピックで金メダルを獲得した事もある。
パワーで負けてしまう場面がやはり大きいのかもしれないが、次のリオには出場し活躍してほしい。
男女そろってメダルを獲る日はまだまだ先かなぁ・・・