三月末頃、私が施設から帰宅すると、警察から置手紙がありました。
【エレナさんが帰宅されたら電話ください】
うちのわんこ(ミニチュアダックス)が向かいのおばさん(木戸)を噛んでしまったとのこと。
私はびっくりして母に聞きました。
今朝、わんこのおトイレに庭に出したら、向かいの人が出てきて、そしたら柵を飛び越えて出て行ってしまい、噛みついたと。
「なんでちゃんとリードしなかったの?」と言ったのですが、
「向かいの木戸さんのこと好きだから、まさか噛むとは思わなくて・・・」
と言うんですね。
好き?んなことあるわけない。
近所なのに見れば吠えるし、私がわんこの便をトイレに流しに行ってる間、「うるさいこのバカ犬!」とか言ってるの聞こえちゃってる。
わんこは声のトーンで相手が自分をどう思っているかがわかる。
うちのわんこは木戸を好きなわけない。
他にも書類があり、一枚は途中切り取られた紙切れ、もう一つは薬でしょう
↑ 今は病院名のスタンプありますが、最初はなくて、何処の病院の発行なのかもわからず、切り取り線もないのに切り取られてたんですよ。
金額も訂正されてますが、訂正印もなくて、木戸が書き直したのかとも思いました。
とにかく警察に電話。
私は 桜橋交番 に電話しましたよ。
「手紙見ました」と。
「警察に電話が来てしまった以上義務ですので、区役所の動物管理センターに連絡してください」
と言われ、すぐに電話しました。
「わんこちゃんはちゃんと狂犬病の注射💉してますけど、コロナみたいにそれでもかかっていることがあるので、動物病院で検査をしてください」
と言われ、すぐに大庭動物病院に連れて行きました。
うちの子は臆病で散歩も行けないんですよ。
震えちゃって・・・
先生もそれを知っているので、「そんな子が噛むなんて相手の人に何かされたことあるね」とおっしゃってました。
見てないところで石でも投げられたこととかある?など。
狂犬病の検査結果の提出をしなくてはいけないので、検査をお願いしました。
結果は2週間後とのこと。
もう、相手が悪い!
はっきり言って、木戸って人は今は旦那が亡くなり一人暮らし。
超がつく潔癖で、娘との話したことあるのですが、母が潔癖すぎて、床に髪の毛一本落としただけで殺されそうになるから家を出て今東京に住んでいるのだと。
近所からの評判も悪い。
先日なんて、雨上がりの玄関を箒で掃除している音がしたので、窓からちらっと見たら、その掃いたゴミを隣の駐車場に掃き入れてるんです。
笑っちゃうでしょ?
隣とも仲悪いんですわ。
うちは地元民なので、母がおばあちゃんのお腹の中にいた頃から知ってる人や、私が小さかったころからも知ってる人ばかり。
もう無いけど近所にあったスーパーでチェッカーバイトしたこともあるので、すれ違う人みんな挨拶してくれる
母にとっては周りは幼馴染や同級生ばかりで、父の従兄弟や両親の仲人さんもいる。
でも、木戸は新参者。
どうせうちの悪口でも言ってるんでしょ?
でもね、貴方が知らないだけで周りはみんなうちの味方なのよ。
だから木戸は評判が悪い。
そんなやつですよ?
私はもう気が気じゃないですわ(;'∀')
私は精神疾患で、先日やっと決意して障がい者手帳取りましたよ。
もうどうしたらいいかわからず、初めてわんこを蹴ってしまいました
私に一番なついていて、私が居ないと泣きまくるような子を・・・
小さくなって私を見ながら逃げ、ソファの隅で小さくなって怯えていました。
本当に申し訳ないことをした・・・
あの時の姿は忘れられない・・・
深夜、寝る前のおトイレにわんこを庭に出しました。
そしたら“ガラッ”と音がして・・・
木戸が二階の窓を開け、仁王立ちでこっちを睨んでるんです。
べつに怖くはなかったですが、ど~ゆ~つもり?と思いましたね。
やることは全部やりました。
後は明日また警察が来ますし、区役所の人も来ると言っていたので。
翌日、私は施設がお休みだったので、午前中に来るという警察の方と話をしました。
女性一人、男性二人みえました。
私はもう、相手のたちの悪さを考えたら頭がおかしくなりそうで
警察には「わんこを殺して私も死ぬからほっておいてくれ!」と言ってありました。
相談員のような男性も見えて、警察からの話では
「エレナさんの行動は120%だ」と
「帰宅後すぐに交番に電話してくれて、その後すぐに区役所に電話して、当日、動物病院にも行って検査してきてくれた
普通は動物病院は明日でいいかって人が多い中、すべての事を即日に完了したのだから素晴らしいことですよ」
なんていわれましたが、私にはどうでもいい事だったわ。
私にとって問題は、木戸のたちの悪さだったのよ。
昨晩、二階から30分ほど睨まれたことを話すと、それは恐ろしいね・・・と。
そんなことする人なの?と言われましたが、そ~ゆ~人なんですよ。
午後に区役所の方が来る予定でしたが、こちらから電話をしました。
「もう来なくていいです。私、わんこ殺して死にますので」
と言うと
「静岡は殺処分ゼロなんです 殺処分はできないんですよ?」
と言うので、
「殺して庭に埋めればいいですよね。あの子を一人にできないので私も死にますから、もう来なくて結構です」
と言いました。
「では・・・早く行きますから、ダメですよ!」
で、切りました。
夕方来る予定が2時ころ来ました。
女性二人です。
いろいろと説得してくれましたが、今後木戸にたかられることは目に見えてわかっている。
それなら嫌がらせのように自殺でもしてやろうかと・・・
役所の方に「とにかく、わんこちゃんの責任者はエレナさんなので、私たちも一緒に行きますから早めに謝罪はしましょう」
と言われました。
私はもう、崖の細い道を歩いているような状態で、でも、せっかくそうおっしゃってくれているので、一緒に行きました。
玄関から出てきたのは娘だったんですよ。
東京に逃げた娘。
さすがに母親が犬に嚙まれたと聞いて、慌てて仕事を休んで来たとのこと。
そして、娘から罵詈雑言を浴びせられました。区役所の方と一緒に・・・
「ペットの管理ができなのなら飼う資格はない
今後母の足が化膿して、歩けなくなって仕事ができなくなったら一生面倒見てもらうから
昨日だって謝りに来るのずっと待ってたのに来ないじゃない どういうつもり?」
自分は独りぼっちの母親残して逃げたくせによく言うわ。
「うちの子もね、お母さんが犬に噛まれたって聞いて、仕事休んで新幹線で来てくれたのよ」
区役所の方も言い返す言葉もなく、「今回はちょっと認知のあるお母さんがたまたまリードを忘れてしまったみたいで…」
「たまたまってなに?たまたまなら何してもいいの?」
「私たちはね、一言謝ってほしかったのよ、エレナさんでしょ?わんこくんの飼い主は」
あのね、理にかなってるとは思うよ?
でもね、娘さんは精神疾患があって、当日はとてもお会いできる状態ではないと警察から伝えてあるって聞いてるのよ。
実際、わんこ蹴っ飛ばしたくらい精神状態がヤバかったんだから。
それで、犬に噛まれて化膿して歩けなくなる?それは医者の治療の問題でしょ。
・・・まぁ、なくもないかもしれない・・・
そう思ったら、私はその場で失神して倒れた。
今後、施設に入ってる難病の父の世話と、木戸の一生の生活の面倒を見るの?
私、施設で就労継続B型で作業してて、月に1万円くらいしかお金取れないの。
今後どうして行ったらいいのよ・・・
≪ここからは聞いた話≫
救急車は区役所の方が呼んでくれました。
パニック障害発症して、救急車の中で私はずっと「助けなくていい、殺してくれ、わんこも殺して私も殺して!」と泣きながら言い続けていたらしいです。
桜ケ丘病院に搬送され、そこでも泣き続け、トイレの洗面台で頭をガンガン打ち付け、抑えきれなかったそうです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーEND
結局帰宅は許されず、監視含め入院することになりました。
少し落ち着いたのは、何時なのか…
誰が来てももう何もしゃべる気力はなかったです。
その夜、私は木戸の幻覚に悩まされました。
『あなたが死んで、その保険金で払ってくれたらいいじゃない』
そう耳元で言うんです。
多分寝付けたのは朝方。
でも、昨日と何も変わっていない現実に、できることなら2日前に時が戻ってくれたら施設休んで私が家にいたのに…
とばかり思っていました。
涙がまたこぼれ始め、4階でしたが、ここから落ちたら死ねるかな…でも、横の屋根にぶつかったら、この家の人に迷惑をかけてしまう そんなことを考えながら、窓から外を眺めていました。
結局、再び泣き崩れる状態に。
看護師さんが入れ替わり来ましたが、もう誰にも会いたくない。
知り合いの院内の相談員さんも来ました。
相談員さんが私の行っている施設の福祉士さんに電話をしてくれましたが、泣きじゃくりでなにも話せませんでした。
ずっとついていてくれたのが、木野さんという看護師さんでした。
彼女は自分の辛かった話をしてくれました。
今は辛いけど、きっといい方向に向かうから・・・と。
彼女の話にやっと耳を傾けた私は、彼女が好きなアニメの推しの話に答えました。
それから、少しずついろんな話をしました。
木野さんとは、インスタフォローしあって、今でもお友達です。
私が落ち着いたことで、午後一には退院できました。
ただし、外院の担当の精神科の医師宛の手紙を渡されました。
家に帰ると、向かいの木戸の家が見える。
これほどの苦痛はないです。
帰ってから、今回の件はインスタに書きました。
心配してくれた友達にLINEもしました。
今一番仲良くしてくれてる友達の旦那さんが弁護士なので、いろいろ相談に乗ってもらえました。
翌日、私は木戸の帰宅を確認して、一人で謝りに行きました。
やってしまったことは事実なので悪いのは当然当方なので。
「大丈夫?退院できてよかったわ!
私ね、警察からエレナさんは体調が悪くて謝罪にすぐにこれないだろうって聞いてたのよ?
なのにあの日、区役所の方の後ろにいらしたから、あら~大丈夫なのかしら…って心配してたの」
・・・うそつけ。
よくそんなこと白々しく言えたものだ。
謝罪に来るの当日待ってたって言ったじゃん。
まぁ。そんなんで一応は・・・だけど、内心は知らんよ?ちょっとは話ができる関係に。
退院当日は、施設の福祉士さんが家に見えて、いろいろ経緯を話しました。
「また、嫌な奴に当たっちゃったね~・・・も~わんこちゃん!」
次の日は施設もお休みして、その翌日から
「送迎出すから午前中だけでも毎日来なさい」と言われ、「自殺でもされちゃったら困っちゃうから見張るわよ?」
なんて状態になり、それは今もその状態。
しかし、話はまだ続きます。
まだ聞きたいですか??? NEXT