昨シーズンまではジュニアで活躍していた選手たちが、シニアに上がりどこまでやれるのか注目していました。

村上佳奈子選手が3位、羽生結弦選手が4位、そしてペアの高橋・トラン組が3位と大活躍でした。

羽生選手は順位こそ4位でしたが、出来としては一番よかったように思います。4回転も日本の3選手の中で一番きれいに飛べましたし、演技内容も素晴らしい出来でした。もう少しスタミナをつければ、世界のトップクラスに食い込める力は充分にあると思います。

村上選手のあのショートはとてもよかったです。あのかわいい笑顔にリンク狭しと飛び回る躍動感と、村上選手の魅力を存分に発揮する素晴らしいプログラムでした。これで一気に多くのフアンを獲得したことでしょう。残念ながらフリーは意識しすぎたか、硬くなってしまいましたが、無理もありません。次回はきっとフリーも良い演技を見せてくれるでしょう。幸い4,5位の選手の出来も悪く3位が転がり込んできましたが、運も実力のうちといいます。村上選手には運も引き寄せる力もあるのでしょう。

高橋、トラン組はデビュー戦ではありませんが、今シーズンからが本格的なシニア戦といってもよいでしょう。見事に3位を獲得しました。2人の演技は年々素晴らしい進歩を遂げています。川口、スミルノフ選手と対決するシーンも遠くないような気がします。

この選手たちで感心したのは皆とてもよく話せることで、高橋大輔選手も、自分が15歳の頃はとてもこんなに話せなかったといっています。考えもとてもしっかりしていて、今後が楽しみな選手たちです。

高橋大輔選手、見事な勝利でした。オリンピックの頃はまだ怪我の後遺症で完璧とはいえませんでしたが、体のほうはもうまったく問題ないことを裏付ける見事な演技でした。日本の3選手とも4回転を飛ぶというすごい大会でした。


http://www.isuresults.com/results/gpjpn2010/CAT001RS.HTM


高橋選手はアイスショーで見た頃はまだこれからという感じでしたが、見事に仕上げてきました。後は終盤ややスタミナ切れになりましたが、次の試合までにはきっちり仕上げて来るでしょう。

羽生選手シニアデビューは4位と良い出足で滑り出しました。4回転も成功させ、大きな自信になったでしょう。惜しむらくは表彰台を逃したことですが、次に期待しましょう。

無良選手も今日はよいできでした。ジャンプなど技術は高いのですが演技が粗い面がある人ですが、今シーズンはかなり良くなってきました。羽生選手の登場で負けているわけには行きません。

日本のフィギュア陣は女子が優位でしたが、今シーズンは男子が面白くなりそうです。


村上選手は見事に初出場で表彰台に上りました。


http://www.isuresults.com/results/gpjpn2010/CAT002RS.HTM


3回も転倒と今日は不本意な結果でしたが、何とか3位を確保でき、ほっとしました。昨日の怖いもの知らずというようなはつらつさは今日はなく、リンクに出て行くところから今日はちょっと硬いなあと感じましたが、演技に出てしまいました。やはりショート2位が意識しすぎとなり、負担になったのでしょう。良い勉強になったと思います。きっとこの次のアメリカ大会は力を出し切れるでしょう。浅田選手がファイナルは絶望的なだけに、是非がんばってほしいと思います。

浅田選手はやはり昨日の調子を立て直すことなく、終わりました。しかしこの大会は調整不足はわかっていました。本来ならここは回避したいくらいであったのではないでしょうか。あせらずじっくり本来の調子を取り戻してください。


ペアの高橋、トラン組も見事に3位を確保しました。シニアでも世界上位でやってゆける証明を示しました。私の見た限りでも昨年と比べると大きく成長しました。今後が楽しみです。


リード姉妹は7位に入りました。やはり世界のアイスダンスのレベルは高いです。しかし日系のシブタニ選手が3位に入り、日本人はアイスダンスが向かないのかとも思っていましたが、そんなことはないのではないかと、思えてきました。環境が大切なのかもしれません。


男子ショートは高橋大輔選手が貫禄の1位です。リンクを完全に自分のものとして、はつらつとした演技を見せてくれました。フリーもきっと素晴らしい演技を見せてくれるでしょう。

いよいよNHK杯、いや新シーズンが始まりました。

女子ショートはコストナー選手が1位でスタートしましたが、村上選手が2位と見事なシニアデビューを飾りました。浅田選手は出遅れましたが、戦前の予想からもこんなこともあるかなと思っていましたから、特に悲観も心配もしていません。

コストナー選手は大崩を恐れてか、えらく慎重な演技でしたがけして良い出来とは思えませんでした。村上選手のほうがよかったと思いますが、やはり新人にトップの点はつけられないということでしょう。

村上選手、あのにこやかな演技はきっとたくさんのファンを増やしたことでしょう。あの明るさと華は天性のもので、アイスショーも同じで、シニアの初演技を私のほうがどきどきしてしまいましたが、当人は落ち着いたものでした。フリーもこの調子で演技してください。

浅田選手、ジャンプが決まりませんでしたが、まだまだこれからです。このようなことも想定内です。あせらず徐々に調子を上げていってください。


ペアの高橋、トラン組みもシニアデビューをショート3位と、良いスタートをきる事ができました。こちらも落ち着いた良い出来で、フリーも期待できそうです。


アイスダンスは今年からほかの種目と同じ2日間の演技となりました。リード姉弟は、ミスもあり7位となりましたが、良い出来であったのでちょっと惜しかったです。フリーに期待したいと思います。

この大会にはアメリカ代表で、日系のシブタニ兄妹が、こちらもシニアデビューだそうで良い演技でした。日本代表のリード姉弟よりも、日本人という感じが面白いところで、長洲選手と共に、日本人の選手が世界で活躍するのはうれしいことです。今後も注目して行きたいと思います。

連日NHK杯の過去の総集編をBSで放送しています。

やはり印象に残っているのは、2008年のNHK杯で、1~3位まで独占したことです。1位浅田、2位鈴木、3位中野の各選手でした。浅田選手はファイナルでも優勝しました。

中野選手は3位までに入ればファイナル出場が決定することになっていました。

このときは鈴木選手は地元枠での出場で、1回出場でファイナル出場の権利はなかったのですが、来シーズンの出場を確保するために、ランキングをあげるには大事なチャンスであったのです。オリンピックに出場するためには、来シーズングランプリシリーズに出場し、ファイナルに進み上位に入ることが実績のない鈴木選手には必要だったのですが、見事にシナリオどうりに進めることができました。

一方の中野選手は、3位でファイナルには出られたのですが、今ひとつの成績で、そのあとも全日本も取りこぼし、下降線をたどり、とうとうオリンピックも逃して、引退ということになってしまいました。

いろいろなドラマがあるのですね。今年のNHK杯は、女子は2人しか出場しないですから、独占はありえないですが、浅田選手、村上選手の地元でも有り共にがんばってください。そして高橋選手とのアベック優勝も是非。