少し前のことだけれど上野に行ってきました。

我が家の周りは殆ど葉が落ちてしまっていましたが、上野公園はまだ、きれいでした。

この日の目的はこれ。

一緒に行った人が見たいというので行ってきました。

この方の日ごろの趣味の傾向から言って、「キングダム」のファンなのかな?と思ったのですがそうではなかったようです。

登場人物の名前が覚えられなくてダメ、とのこと。

どうやら、兵馬俑のあの圧倒的なスケールの景色の片りんが見られるかもと期待していたようでした。

「バラバラではつまらないね。」とか「規模が小さい」とか言ってました。

私は恥ずかしながら何の前知識もなかったので面白く見学しました。

いやぁ、紀元前の人々が創造した圧倒的な数量。素朴で暖かさが感じられる兵士や動物や建物、其れでいて精巧さもある。

こんなのもありました。どーんとハイライトみたいに展示されていたので思わずパチリ。

(2号銅車馬(複製品)2分の一のサイズだそう。始皇帝がお乗りになった?何だか、かわいいです。)

 

やっぱりすごいな―、中国は。

中国の古代の人々に親しみを感じました。今の中国にはちょっと感じにくいけど。

あの、圧倒的なスケールの景色を見るためにはやはり現地へ行かないと無理でしょうね。

 

せっかくだから、「西郷さんに会っていく?」とのことで会ってきました。TVなどで見慣れているのですが実物にお目にかかるのは実は初めて。

そうすると今までは何とも思っていなかったのですが、「なぜ上野に銅像があるのだろう?」と考えたりしました。

ちょっとググったところによると、本当はもっと皇居に近いところに、と考えられていたそうですが、政府と戦った西南戦争の反乱軍の敗軍の将なので憚られ、寛永寺の跡地の公園になったそうです。

身に着けているものももっと立派な軍服姿で、という案もあったようですがやはり敗軍の将なので・・・と今の姿になったそう。

でも、軍服姿ではいかめしくて、こんなに親しまれなかったかもですね。子供のころにこの像を知ったと思いますが、この姿でグッと親しみを持ったのではないかと思います。

ちなみにこれは朝のお散歩姿なんかじゃなくてウサギ狩りに行くところなんだそうです。連れているワンちゃんは猟犬だそうです。よく見ると凛々しい。

 

上野公園には博物館や美術館がそれぞれいくつかあって、パンダのいる動物園もあります。バレエ公演なんかが良く行われるホールもあります。見どころはいっぱい。そういえば若い頃、夜のクラシックコンサートに来て、その余韻そのままに夜空を背景に美しい緑が広がる公園の景色に感激したことを思い出しました。美術館や博物館もそれぞれ単発で来たには来たことはあるのですが、ゆっくり公園を散歩したことがない。近くのアメ横にもいったことがあるのに。なぜなんだろう。

そんなに遠くもないのでもっと来ても良いかなぁと思った事でした。