ペンの指す方向 ~Chapter ⅰ





動き続けた長針と短針は
振り返ってみると
いやに短期間だった
なんて語りあかしもう3時半
何時間か楽しみは賛美歌

動き続けた長針と短針は
振り返ってみると
いやに短期間
なんて語りあかしもう3時間
何時間か楽しみは賛美歌

動き続けた長針と短針は
振り返ってみると
いやに短期間だった
もう櫻が舞い落ちる
胸に回想すると
ほら走馬灯のように

(長い一本道は)
あぁそんな曲だった
小6の時か
並木背にけやきを胸に
笑顔の未来が待ってるといいな
あぁお疲れ
保護者会時間ある?

じゃあ,ふらっとどう?茶会
なんて20年後の世界
一緒に行こう子供の運動会?

(もういくつ寝ると)
歩き出すYo Ho ペンの指す方向
歩き出すYo Ho ペンの指す方向
ここからの道は背中合わせの方向

この一年
これが最後の最後と
思いながらやってきた
せめてあとちょっと
バカやっていたいんだ
この雪溶けるまで
溶けるまでは


動き続けた長針と短針は
振り返ってみると
いやに短期間だった
なんて語りあかしもう3時半
何時間か楽しみは賛美歌

動き続けた長針と短針は
振り返ってみると
いやに短期間
なんて語りあかしもう3時半
何時間か楽しみは賛美歌

(今日の給食カレーかな?)
どれくらい経ったろうあれから
(明日は何時に学校前?)
今となってはもう過去だね
(部活何にした? 野球? 俺はサッカ-)
別れたくない全てこれからだ
(何だこれ銀杏かマジくせ-)
蛍よ道を示すあかりくれ
(食堂行ってこようからあげ?)
二度と会えないわけないまさかね
(試験近いな~何かある?いいノ-ト)
気持ちを紛らすために
あんた何かあっか?いい方法

(何だか不安なんだ)
こんなにもでかいとは不覚だった
動き続けた長針と短針は
振り返ってみると
いやに短期間だった

動き続けた長針と短針は
振り返ってみると
いやに短期間だった
なんて語りあかしもう3時半
何時間か楽しみは賛美歌

動き続けた長針と短針は
振り返ってみると
いやに短期間
なんて語りあかしもう3時半
何時間か楽しみは賛美歌

社会人になってもやろうな
絶対やろうな
ふとあなたが言った言葉
やたらと長くここにいたがる
俺はブラウンカン中
まだもうしばらく
何でもなかった時間が
何も変えがたい
思い出になる

(そして春)
最後の授業
最後の旅行
最後の卒業後に飮もう

きっと今晩生涯で一番短い夜
記憶残すこれが最後の夜
これが最後の夜
記憶残す
胸に戻る

もう伝え忘れたことはないかな?
ならみんなとただただこのまま
朝の日が俺ら照らすまでは
丘の上朝日上るまでは

何時間か楽しみは賛美歌

動き続けた長針と短針は
振り返ってみると
いやに短期間
なんて語りあかしもう3時半
何時間か楽しみは賛美歌