そう、その娘との話の中で、スーパーマーケットに行ったらおはさんたちがすごくて圧倒されたって話を聞いたんだわ。そのおばさんたちってのは「おばさん」という群衆から離れて一人一人を見た時にその人たちって「お母さん」なんだよね。きっと。 
スーパーはどこも品切れでさ。外は放射能の雪とか噂されてさ。それでもそんな品物があるかわからないスーパーに、不安な噂ばかりの空の下を、今日の明日の食事を夫や子どもたちに作ってあげるために走り回ってる、そんな人たちなんだろうなって思ったんだわ。それは一番身近な災害と戦っている人々なんだって。 
母は、強いね。その昔、石原都知事が日本に有害だと言い放った「おばさん」たちが、今、この街を下から支えてるんだろう、ね。
2011.3.16