高齢者向けの居場所の構築と効果検証 | 公認心理師への道

公認心理師への道

令和4年8月に還暦の女性です。結婚して30周年。
結婚した娘がひとり、社会人の息子がいます。
2021年秋から通信大学に3年次編入して、院に進んで、卒業後、公認心理師を受験します。
私の年齢から公認心理師を目指す方のお役に立てるかもしれないから、記録を残します。

前回の続きです。

今回は、②高齢者向けの居場所の構築と効果検証について書きますね。


孤独·孤立がもたらす悪影響として、


喫煙と同程度の健康リスク

がんによる死亡リスク

経済損失(イギリスで年間約5兆円)

60歳代以降の孤独死が増加

所属集団が減ると死亡リスクが高まる

   

前回のブログの内容に通じますね。


コミュニティシェッドとは?

1990年代前半にオーストラリアで誕生した。世界3776か所以上、高齢者中心に10万人以上の利用者がある。

専門家の手を極力借りずに、地域住民が自主的に作り上げ組織運営を行う新たな居場所。

メリットは、

生きがい、やりがい、エンパワメントを生む仕組み。

自治体の財政負担が少ないため持続可能。

地域の凝集性が高まることで災害レジリエンスが高まる。

まちづくりや、企業の福利厚生で活用可能。


日本で初のシェッド立ち上げは、2022年10月、熊本県水上村


oSIMによる効果検証

所属集団の主観的な価値やつながりをオンライン上で可視化、定量化出来るツール


参加型アクションリサーチ(PAR)

伝授者モデルでなく、協働者モデル

協働、共創によりコミュニティのメンバーやコミュニティそのものをエンパワメントしていくことを目指す。

研究プロジェクトが終了後も、CSが継続していくことを後押しする研究アプローチ。


孤独孤立と無縁の社会を目指すには

コミュニティシェッド

   ↓

リンクサポーター、地域住民の繫がり

   ↓

各シェッドのノウハウを共有


次回は③について書きますね。