───今日会えない?
あなたの電話の声は。
「まさか誕生日当日に会えるとは」
指定された店に行くと翔ちゃんはもうビールを飲んでた。
「ふふ、40だもん1人で静かに迎えるのもオツでしょ」
「あら。邪魔しちゃった?」
ドリンクのメニューを俺に渡すと悪びれた様子もなく笑う。
「シャンパン頼もうよ。兄さん好きでしょ?どれがいい?」
……あなたに誘われるのを少しは期待して1人でいたなんてことは内緒。
「…でさ、そのときの相葉ちゃんて」
何度もしてきた昔話を、いつもみたいに酔ってまた繰り返して。
楽しそうに話す俺とは反対に翔ちゃんは口数が減ってきて、そんな俺をかーちゃんみたいに笑って見てる。
「どしたの?つまんない?」
「………いや。楽しいよ」
あ。
その少し低くなった声。
それも、好き。
「こんな喋る智くん、酔ってないと見られないし」
「ふふふそう?」
「誕生日に智くん独り占めできてるのも嬉しいし」
「大抵ひとりで飲んでるからいつでも独り占めできるよ」
「そうなの?じゃあまた呼び出しちゃおうかな」
「うん、どうぞ」
翔ちゃんはそう言ってグラスを口に近付けて……飲まずにまたテーブルに置いた。
「……来年の誕生日も予約しとく」
「だから予約なんていらないって」
「…察してくれないなぁ」
ははって呆れたように笑う。
それはバラエティでズレた返答したときに見せる、決してバカにしてるわけじゃない、しょうがないなぁって愛しいものを見るみたいな笑顔。
「へ?」
「定期的に会えなくなっても、俺らは不定期に会いません?」
「…そりゃもちろん…」
───翔ちゃんの言葉は。
「あなたが好きだから」
まっすぐ俺に届けてくれるから好き。
「会いたくなったら会ってもらえません?」
昔から。
今も。
これからも。
☆大野さんおたおめれーしょーん!!
お母さま、いつも産んでくれてありがとうございます!
えーとご無沙汰しております。
僕です。
嵐潤です。
元気です。
翔潤を書いてそのあと山を書きますといいながらあっという間に数ヶ月。
季節も変わりましたなぁ。
誕生日が来てしまったので翔潤をすっとばしてお山です。超短編ですが😅
年末に向けてドタバタする上にものすごく情緒不安定になりそうなので翔潤も山も書ける気がしませんが
頭の片隅にこのブログがあることをお忘れなきよう。(完全に謎ディ再放送観てるな)
ではまた!
相葉さん誕生日も書けるといいな\(^o^)/