玄関を開けたあなたは珍しくメガネなんてしちゃってた。
細い銀縁の、控えめなメガネ。
鼻が高いからすごい似合ってる。

「ブルーライトカットのやつ買ってみたんだけど効果はよくわかんないね」

俺が来たから外そうとしてるけど、ほんとはそのままでいてほしいな、なんて。
いつもと違う雰囲気のあなたをもう少し見ていたいな、なんて。

「何か調べ物でもしてたの?ゲーム?」
「動画見てた。風間のオススメ」
「ディズニー系?」
「くふふ違うよ」
手を洗ってリビングに行くと案の定メガネはしてなくて。
……ちぇ。眼福だったのに。

「楽しかった?」
「うん、結構色んな人たちが集まってさ、芸能人のやるパーティみたいだった」
「ふふふ潤くん芸能人じゃん。ビール?」
「いや…炭酸じゃないのがいい。腹いっぱい」

さっきまで超のつくほど華やかな場所にいた。
俺の誕生日パーティだって。
そういうの苦手なんだけど断る理由にもならないから行ってきた。
雅紀が「行かないで」って言えば立派な理由になったんだけどそんなことこの人が言うはずもなく。
誕生日当日だってのに快く俺を送り出し快く迎え入れてくれた。

「全然酔ってないね?」
「だって雅紀待たせてるのに…」
「いいのにそんなの。今日みたいな日しか会えない友達もいるんでしょ?」

この人のこういうとこ、ほんとすごいなって思う。
自分は二の次で、愛の押し売りをするわけでもなく。

「いや…言い方間違えた。俺が早く雅紀に会いたかったの」

そう言うと雅紀は嬉しいのを噛み殺してるのか唇をむーって閉じてから
「もう!誕生日だし今日は潤くんのワガママ聞く!なんでも言って!」
だって。

えぇ?まぁすぐ思いついたのはコレなんだけど…
こんなのでもいいの?
ノートパソコンのキーボードに適当に置かれたそれを手に取って───

「じゃあメガネ。しながらしよ?」
「えっ、………えっ!?」

………そんな嬉しそうな顔しないでよ。





☆ハイッ。
ラストは相葉さんでしたぁ〜\(^o^)/
(いやわかってるわ)

嵐のいじられキャラ、という立ち位置の相葉さんが見せる潤くんへのお兄ちゃん感!
大好物なやつー!
なんかほんとにちょっとした態度なんですよ、具体的なエピソードが出てこないくらいの(そこは出そ。頑張って出そ)

そもそも兄ズに可愛がられる潤くんてのが大大大好物なわけなんですけど
「いつもは潤くんにキツく当たられてる」「潤くんを恐れている」相葉さんがお兄ちゃんなんですよ!?
ドキュン…!!!ってなりますよねわかりますよね!?
(そしてそれを何とも思わずに当然のように受け入れてる潤くんワンパケでドキュン)


やだもうほんと好き。全部好き。
潤くんが好き。(え、そこ)

とにかく!!
潤くんお誕生日おめでとう〜〜〜!
お母さんいつも産んでくれてありがとうございました〜〜〜!(お父さんも育ててくれてありがとう)