「ところで」
ニノが携帯を弄りながらぐるりとオレらを見回した。
「大野さん。あの人だけ何もなかったってことですかね」
「あ」
「確かに…」
「俺ちょっと気になったから全然関係ない話題でリーダーにLINEしたんだけどさ、既読になんなかったよ。
今はどう?相葉くん」
さすが潤。自分も混乱してるだろうに周りにも目が行くなんて頼れる男!

「待って見てみる…って既読ついてるよ」
「あれ、じゃ返事来るかな」
しばらく無言の時間が流れて。
「あ。来た」
「なんだって?」
「『今起きてびっくりしてる!もう夜じゃん!昨日からほぼ1日寝てたみたい』だって」
「どんだけ智くん…」

じゃあ彼のことは気にしないでほっときましょう、とニノがトイレなのか立ち上がると。
「待って待って!『変な夢見た。皆が入れ替わって色々やってて面白かったよ』だって!」

一瞬皆でポカンとした。
これは……このオチは…………

「ちょ、マジで?夢オチ!?リーダーの夢が現実になってたの?どういうこと!?」
「…あの人の夢に踊らされてたなんて心外ですね」
「『色々やってた』ってさ、おれらのしてたことが見られてたのかな!?うひゃひゃやばいねカズ!」

いや相葉くん!
だから俺らの身体で何してたの!

「ちょっともう大野さんには一生寝ないでいてもらわないと…」
「えーでもおれ楽しかったよ♡次は翔ちゃんになってニュース解説したいなぁ」
「俺はリーダーになってみたいけど夢見てる本人にはなれないのかなぁ」

入れ替わったシステムがそうならもうそれでいいよ。納得するしかないでしょ。
智くんには後でじっくり夢の内容を聞きましょう。

時計を見るともうすぐ20時。

「翔ちゃん大人しいね?誰になりたいか考えてるの?」
「いや…」
「あ。じゃあ納得はいかないけど元に戻ったことですし、我々はお暇しましょうか」
ニノが察して相葉くんを引っ張って。
「あっ、あぁそうね、じゃあ休み1日潰れちゃったけどまだ明日もあるからね!よい休日を!」
慌ただしく出て行った。










☆いやほんとしょーもなくてすみません!!
(だから言ったじゃーん)(急に馴れ馴れしい)
コメ欄で「夢オチじゃないんですね!?」って言われて心苦しいこと心苦しいこと…
夢オチでした(・∀・)