君は僕の創った世界を壊そうとするから。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20140923/10/arashick1212/7f/3f/j/o0640064013075464681.jpg?caw=800)
「・・・和也」
やめて。
そんな風に呼ばないで。
「俺」
君は。
君は僕の創られた世界を。
「!」
突然テーブルの上で携帯がけたたましく震えた。
「・・・あ・・・」
ちら、って潤くんはそっちを見て。
「・・・いいよ、出なよ」
どうにも読み取れない表情でそう言い放つ。
俺は動けなくて・・・いつまでも鳴り続けるバイブをどうしようと見つめた。
「出なって。・・・急用かもしれないし」
恐る恐る手に取ると案の定画面に出た名前は翔さんだった。
「・・・もしもし」
『あっカズ?実は今もう東京なんだけどさぁ、今からそっち行っていい?なんかさぁ』
喋り続ける翔さんの声は遠くて、目の前の潤くんは異常なほど近くて。
―――ここに来たら・・・潤くんがいるよ?
そのときアナタはどうするの?
どう思う?
ただのメンバーだから大丈夫?
いや、ダメだ。
来ちゃダメ。
違う。
潤くんを帰さなきゃ。
優先順位間違ってるよ俺。
『カズ?』
「っあ、あぁゴメン・・・今から?」
ちらって潤くんを見ると顔色ひとつ変えない。
『都合悪い?あっ今家にいないの?』
「いや・・・家だよ」
鼓動が早くなって、苦しい。
『じゃあ何?』
どうする?
潤くん何かアクションして。
帰るよ、のサインとか。
翔くんに来てもらいなよ、のサインとか。
俺のことはいいから、のサインとか。
『・・・誰か来てるの?』
どくん、って心臓が大きく跳ね上がった。
「・・・あ・・・、あの」
―――僕は。
僕の創った世界を。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20140918/20/arashick1212/67/31/j/o0480067213070847810.jpg?caw=800)
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「・・・和也」
やめて。
そんな風に呼ばないで。
「俺」
君は。
君は僕の創られた世界を。
「!」
突然テーブルの上で携帯がけたたましく震えた。
「・・・あ・・・」
ちら、って潤くんはそっちを見て。
「・・・いいよ、出なよ」
どうにも読み取れない表情でそう言い放つ。
俺は動けなくて・・・いつまでも鳴り続けるバイブをどうしようと見つめた。
「出なって。・・・急用かもしれないし」
恐る恐る手に取ると案の定画面に出た名前は翔さんだった。
「・・・もしもし」
『あっカズ?実は今もう東京なんだけどさぁ、今からそっち行っていい?なんかさぁ』
喋り続ける翔さんの声は遠くて、目の前の潤くんは異常なほど近くて。
―――ここに来たら・・・潤くんがいるよ?
そのときアナタはどうするの?
どう思う?
ただのメンバーだから大丈夫?
いや、ダメだ。
来ちゃダメ。
違う。
潤くんを帰さなきゃ。
優先順位間違ってるよ俺。
『カズ?』
「っあ、あぁゴメン・・・今から?」
ちらって潤くんを見ると顔色ひとつ変えない。
『都合悪い?あっ今家にいないの?』
「いや・・・家だよ」
鼓動が早くなって、苦しい。
『じゃあ何?』
どうする?
潤くん何かアクションして。
帰るよ、のサインとか。
翔くんに来てもらいなよ、のサインとか。
俺のことはいいから、のサインとか。
『・・・誰か来てるの?』
どくん、って心臓が大きく跳ね上がった。
「・・・あ・・・、あの」
―――僕は。
僕の創った世界を。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20140918/20/arashick1212/67/31/j/o0480067213070847810.jpg?caw=800)