「翔ちゃん、実は・・・俺たち付き合ったの!」
笑顔で話しかける智君。
「え?今・・・なんて」
「だから、私たち付き合ったんです。先越しちゃって・・・スイマセン」
嘘・・・だろ。
こんなのありえない。
「翔ちゃん?」
「あ!・・・あぁ、うん。そうなんだ!おめでとぉー」
ヤバい・・・今日、俺無理だ。
「ごめん、俺に帰るわ。また」
「あ、はい」
「ねぇ、ニノ?翔ちゃんどぉしたの?」
「あぁ、きっとヤキモチ妬いてるんですよ」
「ヤキモチ・・・?あぁ!ニノ。浮気しちゃヤダかんね」
「フフッ、わかってないなぁ」
どうしよう、涙があふれてくる。
こんなの嫌だ。
どうか、夢であってくれ。
君の透き通る声が好きだ。
君の綺麗な指が好きだ。
君の輝く瞳が好きだ。
君が僕に笑いかけてくれるそれだけでいい。
・・・・そう思ってた
けれど、どうしても離したくない
僕だけの君でいてほしい
他には何もいらない。
君の全てが・・・欲しい・・・
「どうすれば・・・いいんだよ・・・クソッ!」
