最近の夏は、どうしちゃったんですかね?
雨がひどい地域に、節水の必要な地域。雨の多い地域の方、お気を付け下さい。
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目が覚めると、まだ辺りは暗かった。携帯を見ると、太陽が昇るまでにはあと2時間もあった。

昨日の夜は、翔ちゃんとたくさん話をした。そして、隣には裸で寝ている翔ちゃん。

私の身体には、翔ちゃんに愛された印がついていた。

翔ちゃん...そう呟き、頭を撫でる。

「んっ...」くすぐったかったのか、反対を向いてしまった。枕が変わると寝れない私は、ベッドから起き上がりそのままだった食器を片づけ始めた。

何かをしていないと落ち着かない。自分の居場所を見つけられずにいた。

食器棚にすべてを片づけ終わった時に、ドアの開く音がした。

「目が覚めたらいないから。先にかえったのかと思ったよ。ビックリさせんなよ~」

後ろから抱きしめてくる翔ちゃん。

「もう少し寝たら?まだ大丈夫でしょ?朝ご飯用意しておくね。」

翔ちゃんの腕から、スルリと抜けた。

「朝ご飯なんていいから、もう一度ベッド行こ?」

そう甘えてくる。

私の家には、子供がいる。翔ちゃんが甘えてくることはなかった。

「もう、しょうがないな~。そうだ、メリークリスマス。素敵なクリスマス、ありがとう。」

そう言って、翔ちゃんのホッペにチュッとした。

ベッドに戻ると、私が先に起きないように後ろから抱かれるように横になった。

すぐに寝息が聞こえてきた。心地よい音に私も眠ってしまった。



翔ちゃんの携帯が鳴った。

「ヤバイ、起きろ。遅刻だ。」

翔ちゃんは、急いでシャワーを浴びて支度をした。

「次に会うのは、年があけてからだね。無理だけはしないでね。」

翔ちゃんを送り出した。

子ども達が帰ってくるまでは、まだ時間がある。帰ってきて飲めるように、野菜たっぷりのスープを作ってから部屋を出た。


年末年始、翔ちゃんをテレビで見ない日はなかった。忙しい合間をぬって、電話やメールは毎日くれた。最後はいつも

(早く逢いたい)と、締めくくられているメール。

(明日帰るよ。急遽、仕事が入っちゃった)

すぐに電話がかかってきた。

「もしもし、俺。何時に帰ってくるの?俺、明日オフになったから東京駅まで迎えに行くよ。」

「ごめんね、翔ちゃん。どうしても電車に乗るって聞かないの。だから、家に来ない?お土産買って行くね。」

明らかに、落胆した翔ちゃん。

「午前中にはこっちを出発するから、お昼過ぎには着くかな?ゆっくり身体を休めてから来てね」

そう言って、電話を切った。

次の日、実家を後にして家路を急いだ。新幹線に乗り、東京駅で電車に乗り換えて最寄りの駅からバスに乗った。見慣れた景色にホッとする。

家が見えてきたとき、翔ちゃんの車が見えた。

「おかえり。」

翔ちゃんの優しい声に、嬉しくなる。

「鍵渡したのに...。」

「あっ、そうだった。すっかり忘れてた。」

そう言って笑う翔ちゃん。

「早く、鍵開けてよ」

子供に言われて、慌てて家に入った。

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なんとなく、きりがいいところまで書いてしまいたかったんです。