マスコミにウイグルでテロが起こった事をウイグル人のせいにしているが、そこまで追い込んだ中国政府の事を指摘するメディアは殆どありません。
マスコミは中国政府の立場に立って、いまだにウイグル人を”ウイグル族”と言いますが、ウイグル人はれっきとした東トルキスタンという国を持っていた人々です。
東トルキスタン国旗
これを世界が見て見ぬフリをしています。
ウイグル人の反乱は、習近平政権になってから強圧的な態度に拍車がかかり、一般人までもが不満爆発した結果、テロが非常にやりやすくなって、政権そのものを大きく揺るがす事態にまで発展しています。
まさに自業自得。
もともと上海閥で人民解放軍の支持で勝ち取った国家主席の座なのに、、外交の失点を重ね続けて人民解放軍からは軽くみられ、内政はズタボロ、経済もガタガタ。
おもしろいことに、今の中国は国内に”革命”が起こる可能性がいたるところにある、断末魔状態です。
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習政権に衝撃 ウイグル族が“宣戦布告”か 視察先テロで82人死傷
夕刊フジ 5月1日(木)
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20140501/frn1405011548008-n1.htm
中国の習近平政権に最大級の衝撃が走った。習国家主席が新疆ウイグル自治区を初めて視察していた4月30日、ウルムチ市ウルムチ駅で爆発事件が発生し、3人が死亡、79人が負傷したのだ。負傷者のうち4人は重傷という。
新華社電は「テロリストによる攻撃」と断定した。習政権が反政府活動を力で押さえ込む姿勢を鮮明にした直後だけに、「弾圧で追い込まれたウイグル族が、習政権に宣戦布告した」と分析する識者もいる。
当局によると、ウルムチ駅で30日午後7時(日本時間8時)ごろ、刃物で武装したグループが人々を切り付け、爆発物を爆発させた
インターネットに掲載された現場とみられる写真では、地面に黒く焼け焦げた跡があり、荷物が散乱していた。武装警官も派遣され、列車の運行も一時ストップした。当局は1日早朝から、捜査を本格的に開始した。
習氏は4月27日から30日の日程で、新疆ウイグル自治区を視察した。爆発の瞬間、習氏がどこにいたかは不明だが、犯人が視察のタイミングを狙ったのは確実だ。
30日午前には、爆発現場から約4キロ離れたウルムチ市内のイスラム寺院を視察していたとの報道もある。
「反テロ闘争は一瞬たりとも気を抜いてはならない。断固たる措置を取り、テロ分子の増長を抑えなければならない」
習氏は爆発事件を受けて、こう語った。視察中、テロ活動の取り締まりを徹底するよう指示していただけに、メンツを完全につぶされた形だ。中国当局が治安態勢の大幅見直しを迫られるのは必至といえる。
新疆ウイグルは中国の西端にある自治区。1933年と44年の二度にわたって、イスラム教徒が東トルキスタン共和国を建国したが、49年に共産党支配下の中国に統一され、55年に自治区が設置された。
同自治区をめぐっては、漢族支配に抵抗するウイグル族の反政府活動が続いている。昨年10月には北京・天安門にウイグル族とみられるグループが突入し死傷者が出た。
今年3月には雲南省昆明で無差別殺傷事件が起き、170人以上が死傷している。
習政権はこれらを「独立派によるテロ」と決め付けて、反政府勢力を「各民族の共通の敵」と主張。4月25日には少数民族の反政府活動について「厳しく高圧的な姿勢で臨まなければならない」と、徹底的な取り締まりを強調していた。
中国事情に精通する評論家の石平氏は「厳戒態勢のなか、習氏が視察していたなかでの爆発事件だけに『ウイグル族が習政権・中国共産党政権に宣戦布告した』といえるのではないか」といい、こう続ける。
「決してテロを評価するつもりはないが、ウイグル族は半世紀以上、共産党政権の民族浄化政策、弾圧に苦しめられてきた。追い込まれて民族存亡の戦いに出たのだろう。
今回の事件だけでは終わらない。威信を傷付けられた習政権は弾圧を強めるだろうが、悪循環でさらに抵抗するだろう。習政権とすれば大変な打撃だ。どうなっても習政権の負けだ」
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