170.これでは自衛隊員がかわいそすぎる【専守防衛?何それ?】 | 和敬清寂 ~書かぬが仏~

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国会議員がよく「専守防衛」と言います。

「防衛は守りに専念する。こちらから攻撃しない」という意味らしいです。

でも、これは要するに、敵が攻撃してきて初めて反撃できる事で、先制攻撃を受けて、味方の誰かが死んでから反撃しろ、という事になります。


近代戦では、先制攻撃でおおよその決着がついてしまうくらいに兵器の質が向上しているため、最初の一撃で全滅する事もあり得ます。

全滅してしまえば反撃などできません。

殺されないと反撃できないのを、国民が不思議に思わない事がそもそも狂っています。


こんな現実無視の議論を平気でやっている国会議員達がいかに愚かで低脳か。本気で国を守ろうという気が無いからこんな言葉を吐けるのです。


実は、攻撃よりも、守るほうが難しく、待ち構えていれば守れると思ったら大間違い。

敵が攻撃に出れば蜘蛛の巣にかかって殲滅される鉄壁の守り、これが講じてあってこそ守りです。つまり攻撃の裏付けのない守りなどあり得ません。

さらに敵の攻撃する意志力を失わせる圧倒的な攻撃力を見せつけ、いつでも攻撃でき、攻撃すれば必ず殲滅できる実力を匂わせなければ、誰一人国民が死なないように守る事など無理です。


そういう事を考えもせず、念仏のように「専守防衛」を繰り返し、本気で日本を守る気がない無能な政治家達が異常なのです。


戦争になっても信号機を守らされる自衛隊。戦車がいちいちそんな事をやってられませんよ。
憲法改正が必要なのは明らか。


今のままだと、中国人・朝鮮人が日本になだれ込んで来て日本人が殺されまくっていても、敵をやっつけた自衛隊員は殺人者扱いになります。国防など一切考えるなという事です。


有事でも国内法が優先される国など銀河系を探し回っても日本以外にはありません。

防衛意識に関しては、日本国は宇宙一、愚かな国です。


既に知られた事ですが、世界の軍隊では、民間人の殺傷や略奪行為などの禁止事項(ネガティブリスト)以外は、国と国民を守るためなら自由にやってよいのが普通。

日本だけがやって良い事をこと細かに決められて、がんじがらめになっています。


国民の意識が低すぎるせいか、防衛関係企業の意識のあまりの低さが露呈する事件が昨年末に発覚しました。


【産経】機関銃の試験結果改竄 防衛省が住友重機処分へ
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131214/crm13121420110013-n1.htm

2013.12.14 20:08
 陸海空3自衛隊の機関銃を納入している住友重機械工業(東京)が、納入前に実施した製品の試験結果を改竄(かいざん)し、そのまま実際の部隊で使われていることが14日、防衛省への取材で分かった。
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記事には詳しく出ていませんが、住友重機は40年間もデータを改竄し、5350挺もの欠陥機関銃を納入していたそうです。


それらは自衛隊の制式機関銃のため、PKOに派遣されている陸自隊員が、もし戦闘に巻き込まれれば命取りになり、許されない国家的犯罪です。

※「正式」ではなく「制式」が正しい。


他にも、常日頃から戦車に積む7.62mm機関銃がよく弾詰まりを起こしているらしく、ブローニングM2重機関銃が本来1万発で銃身交換が必要なのに5千発で交換が必要な事も判明。

74式車載7.62mm機関銃

上が5.56mm機関銃、下が車載型7.62mm機銃


12.7mm機銃

ブローニングM2 重機関銃 (12.7mm砲)


また、イージス艦の主砲をグレードアップしたのに、その規格に合う榴弾が製造されていなかったり、これでは、自衛隊員に死ねと言っているようなもの。


国民の意識がもっと防衛に関心を持たないと、無駄に自衛隊員を殺してしまうことになります。


とにかく今の日本では自衛隊員が活躍しないように、しないようにと決められている事があまりにも多い。


あまり知られていない例をもう一つ挙げます。


自衛隊員が持つ制式拳銃は、ドイツ製SIG SAUER 220という拳銃です。性能は良いし安全性がよく考えられていますが、重大な欠点があります。

自衛隊制式拳銃 SIG SAUER 220


弾丸が無くなると弾丸がフルに詰まった弾倉に交換しますが、その操作が非常に手間がかかる事です。

底のレバーを動かさないと弾倉が外れない仕組み。


こんな感じ。片手では交換できない。


ちなみにルパン3世のワルサーP38も同じ仕組み。戦時中の古い軍用拳銃です。手錠をはめているとはいえ、こんな構えでは命中するはずがないのですが、作者は銃器に詳しくないです。


弾倉交換

他国の制式拳銃はこのように1秒以内に弾倉を交換できる。


他国の制式拳銃は、素早く弾倉の交換が出来るものが当たり前で、殆ど一瞬で弾倉を交換できるし、しかも弾倉に入った弾数も自衛隊のものよりも多い。


機関銃の弾丸が尽きた時、最後の頼りになるのが拳銃ですが、敵が多人数で攻めてきた時に、弾倉の交換に手間がかかるものを採用する国は日本以外にありません。


そういう欠点を克服した新型拳銃SIG 226が存在しますが、それを自衛隊に採用しないのは、表向きは予算が無いからだと財務省は言います。

SIG SAUER 226では、横のボタンを押せば弾倉がストンと落ちる仕組み。普通はこれが常識。


しかし、新型の拳銃は海上保安庁の
現場隊員には支給されています。


なのに自衛隊で不採用なのは、
第1に、国防を真面目に考えていない。
第2に、自衛隊員の命を軽く見ている。
第3に、他国の言いなりになる者が背広組に多くいるからでしょう。



何度も書いていますが、有事には国内法は無視。憲法も無視。必要ならば先制攻撃も行う。

当然です。

自衛隊員へのSIG226の配備も当然行うべきだし、防衛予算も人員ももっと増やすべきです。


命がかかっているだけに、拳銃は自衛隊がこっそり手を回して用意しているかもしれないが・・・ムニャムニャ

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