我が家では、掃除、洗濯、風呂掃除は子供たちにやらせていています。
日頃のやるべき事ができていれば小遣いを与え、こちらが用意したアニメを見せてあげる。チャンネル権は親が握るというのがルールです。
風呂掃除は息子の役割で、今はきちんとやるようになったのですが、初めからそうではありませんでした。
アニメが見れればよいと思って適当にやったりして、手抜きが見つかってご褒美が取り上げられる事(アニメ中止、小遣い没収)が何度もありました。
冬のある時、妻が「最近、小バエが多いな」と思っていたそうです。
ふと、目に映った風呂の隅っこに群れをなしていた小バエ発見!たちまち小バエの原因が風呂掃除の手抜きだと発覚。
その退治にみんなで四苦八苦。
当然、息子は大目玉を食らうわ、ご褒美は無しになるわで、今度ばかりは、いいかげんにやる事の恐ろしさを身にしみて理解したようです。
夏だったら小バエよりももっと大きな虫が大発生していたかもしれないので、考えただけでも恐ろしい・・・・
本人も学習したようで、「アニメが見たい、小遣いが欲しい」それが目的化してしまって、きちんと責任を果たす事が疎かになっていた事を反省したようです。
「結果を求めるあまり、過程を軽視する」、そういう話は世の中には良くあります。
会社なら利益を急ぐあまり、顧客を満足させるという過程を軽視して、金になる事ばかりに目が向いてしまう。その結果、一番やってはいけない顧客離れが起きる。当然、収益はガタ落ち。
実績は、実績に至る過程で誠を尽くした結果、現れてくるんですが。
・初めから結果として得られる果実のうま味に心を奪われる人。
・結果を考える前に、やるべき誠を尽くすことに全力をあげる人。
その結果は明らか。
うちの子がいち早くそれを悟ったが、大人になっても悟れない人がいるとか、いないとか。
まぁ、何か、見えない力を動かして実績を出すことに味をしめてしまうと、原理原則が見えなくなってしまうようですが・・・・
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