※写真と本文は関係ありません。
言葉が無意味だと言うことではなくて、言葉を越えた”こころ”を読む、といいますか、うわべの言葉よりも、その奥に隠れた本心のほうがもっと大事なんじゃないか、と言うことだろう、と。
そこまで掘り下げた内容は書いてなかったのですが、
私なりにそのように解釈しまして。
「不立文字(ふりゅうもんじ)」という仏教用語があるんですが、
文字を立てないという意味で、
言葉には限界があるので、こころとこころの交流によって感じたものを重視する。
言葉は、字づらを追わず、まず本質を掴む。
それから言葉を味わえ、という姿勢なんですね。
ブログのタイトルを「和の精神」の「和敬清寂」とつけてますが、
「書かぬが仏」とは、不立文字を私なりにひねって付けた名前です。
「文字づら読むな、こころを読め」
これがブログのもう一つのテーマです。
さて、話は飛びますが、
コソボ紛争の時に、米軍のB-2ステルス爆撃機がユーゴスラビアの中国大使館を誤爆して吹っ飛ばしたという事件がありました。
実は誤爆というのは嘘で、中国大使館の地下には、中国が世界中に仕掛けるテロ支援を行うスパイの最重要拠点があったという事が後に判明します。
中国の猛抗議がポーズだけだったのは、当時ヨーロッパには配備されていなかった最新鋭の爆撃機で工作機関を根こそぎ粉砕したブッシュ大統領に、中国共産党政府が恐怖のあまり震え上がっていたというのが真相でした。
勘のいい人は「何かある」と思っていたはずです。
大使館を爆撃されて抗議だけで済ませる国なんてないし、場所が世界一乱暴な民族がひしめきあうユーゴスラビアだし、何も無いほうがおかしい。
こんなのは偽情報のほんの一部。世の中、何から何まで嘘だらけ。
ついこの前の、オスプレイを多数搭載できる海上自衛隊輸送艦「おおすみ」に漁船がぶつかって沈没した事故もそうです。
輸送艦という言い方も変で、「戦車揚陸艦」と言うべきもの。
マスコミは「結局何もなかった」で済ませたけれども、何もなかった筈がない。
ぶつかった場所が艦橋(司令部のある一番重要な場所)からちょうど見えない死角にあたるところ。
この事故は、通常兵器による攻撃が難しい自衛隊の軍艦に対して、爆弾を積んだ漁船でいとも簡単に大事故を起こせる事を証明して見せた大事件なんですよ。
5年くらい前に起こったイージス艦「あたご」に漁船がぶつかった事故もそうです。
一度に何発も飛んでくるミサイルの全てをロックオンして撃墜し、撃墜し損ねたものまで、すぐさま撃墜するレーダーシステムを持っています。
攻撃したくてもうかつに近寄れない、とてつもなく強い軍艦が、小さな漁船一つにぶつけられ、漁船による爆弾テロに弱いというイージス艦最大の弱点を世界に知られてしまった大事件でした。
どちらの軍艦も、某人民共和国にとって最大の敵。
漁船の船長の怪しい言動を掘り下げもしないで、何事も無かったかのようにウヤムヤにしようとするマスコミの言葉通り信じて「何もなかったんだ」と安心している方が変です。
お人好しの日本人は、「何かある」よりも「何もない」の方を選びたがります。
何でも「問題なしであってくれ」と、勝手に安心できる情報のほうを選ぼうとする。
「莫妄想 [まくもうそう:妄想すること莫(な)かれ)]
文字通り、妄想するな、の意味の禅語です。
現実を忘れてこころがどこかへ行ってしまい、正しい思考能力を失う事です。
とにかく、軍事を知らなすぎる日本人。
白禅禅師は「病気が人間を殺すのではなく、妄想が食い殺すのだ」と警鐘を鳴らします。
朝鮮半島が世界の縮図で、半島の統一がなされれば、自動的に中東や世界の紛争も解決すると勝手に妄想している人も多い。
「信者が増えれば世界が平和になる」と思いたいのは勝手ですけども、「そうあって欲しい」ので夢うつつに妄想しているとしか思えませんけどねぇ。
妄想ばかりしていると本当に食い殺されますよ。
←よろしければクリックをお願いします!