NHK「生き抜く」(最後の日本兵・小野田寛郎)
今年の初めにお亡くなりになった小野田寛郎さん。
小野田さんは陸軍中野学校出身の諜報活動を行うバリバリのエリートでした。
敵の懐の中、2重スパイすれすれの位置にいて、一人で状況を分析し、敵の罠を見破り、あらゆる手段を使って情報を入手しつつ生き残りを図り、決して祖国を裏切らず、あらゆる拷問に耐え、死をも恐れない。
知力、体力、精神力、考え方、思想、血統、あらゆる要素を合格しないとなれないそうです。
番組は小野田さんの全生涯を追ったドキュメンタリーです。
にこやかに話すその奥に、戦い抜いて鍛え上げられた精神に裏打ちされた、渋みと味のある円熟した人間の堂々とした姿を感じさせます。
大東亜戦争終結後もフィリピン・ルバング島で戦闘を続け、1974年、上官が戦闘命令の解除とともに帰国。日本があまりにも変わってしまい、その精神の有り様に呆れ果てて、「このような人間と一緒に住んでいたくない」と、南米へ移住。自然塾を開塾。時々日本に帰国し靖国神社等で講演されていました。
私が、この番組を観て、象徴的に思えたのが、田中角栄との写真です。
戦後日本人の典型・田中角栄と戦前の真の日本人・小野田さんとの対比があまりにも、変わり果てた日本の有様を映し出したかのように見えました。
小野田さんが、マスコミに「軍国主義の象徴」としてバッシングを受け、移住を決意された時の、「このような人間と一緒に住んでいたくない」の言葉もズシンと響きました。まさしくその通りだ、と。
時間のある方はじっくりと観てください。
下は月刊Will編集長の花田紀凱氏との対談の短い映像です。
戦前の日本の教育には、”地政学”というものがありました。
地政学とは、地理と歴史を一体と捉え、この地域に住む人間がどんな歴史を経て、どんな考え方をするのか、それを学ぶ学問です。
今のように、歴史と地理が別々になり、ただ地名や年代を憶えるだけの地理・歴史は、本来の学問としての意味を成しません。
戦後のGHQが日本人の知的水準を落とすために地政学の授業を禁止しました。その結果、世界の人々の内的なものが何も解らず、外交力が極度に落ちました。
小野田さんは、地政学から物事を語っておられ、物事の本質をしっかりと捉えられています。
(内容をざっくりと)
慰安婦は商行為。
軍隊が自分でやったのではない。業者がやっている。
性病の蔓延させないように軍医が健診したりしていた
強制連行はしていない。
おかしな事をしていれば、当時の朝鮮人が許さなかった。
当時は「朝鮮人と日本人は同じ、朝鮮人と言うな」とプライド高く持っていた。
隣の部隊で、中国人の慰安婦と日本の軍人が駆け落ちした話があった。
中国人は秘密を持つ事が好き。騙されるな。
日本人は宣伝がヘタ。宣伝というと嘘、謀略は卑怯、諜報は盗み聞きという印象を持ってしまう。日本人の本質が不利。
嘘の上手な中国人とアメリカ人。
小さな嘘を言ってすぐバレるアメリカ人。
大きな嘘を言う中国人。
中国人はそういう性質を持っているから気をつけろ。
中国人に金を見せたら殺される。
ある日本人が中国人にお金を見せたら、「一族東亜共栄」と言い出したので、同じ部屋に泊まった。その人は夜に斧で惨殺されて金を持って逃げられた。
上っ面な宣伝にのるからだ。たとえ1分でもホテルを開けてはいけない。取られるほうがバカ。
中国人はたとえ盗んでも返したら泥棒じゃない、という考え方がある。
盗んで文句を言われれば、返せばよい、と。
魚売りが魚を盗まれ、番頭が「取る奴はああしなきゃ生きていけない。減っただけ高く売ればよい。」
こういう考え方は日本ではできない。
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