長く長く、ずっと永く。
会えていない人がいて。
『しばらく休みたい』
そう言われた時から、俺はこの人のいない世界で生きているのだろうかと、本気で思っていた。
きっと俺は、寂しいんだろう。
ジャにのちゃんねる作ったりして、普段の仕事もこなしているけど。
誰といても、何を話しても、あなたといた時の笑顔は出てこない。
心の底から可笑しくて、心の底からこのやろうって絡みたい、その人が、どこにもいない。
仕事していて、ふとあなたがここで笑ったな、とか、この場所でふざけ合ったな、とか、幽霊みたいにそこに立っているような気さえしてる。

もう、幽霊でもいいよ。

俺に会いにきてよ。ここにいてよ。
隣でバカみたいに突っ立っててよ。
それだけで幸せだった。
それが当たり前に、死ぬまで続くと思ってた。
休みたいと言ったあなたが、その言葉をどれだけ覚悟して俺たちに伝えたか、痛いくらいわかってたんだから。

言えばよかったんだ。

「あなたが、好きだ。」

……って。
受け入れてもらえなければ、それは本当の終わりなんだろうけど。
なんでかな。
ふんわりとした、確信みたいなものがあった。
あなたもきっと、俺と同じ気持ちでいてくれるんじゃないか、って。
でも、あなたは一度だって、俺を訪ねてはこない。
嵐のグループLINE。
そこには時々、松潤の招集でメンバー皆で話すこともあるけど。
それだけじゃ、全然足りない。
でも、以前みたいに気軽に声がかけられない俺。
いま、何をしているんだろう。
こんなに気になってるのにね。

おじさん、俺、寂しいわ。
あなたのいない世界は、やっぱり寂しい。
みんないるのに、あなただけいない。
それは、俺にはとてつもないことだった。
俺、人たらしってよく言われるけど、あなたは俺に踊らされてくれなかったな。
天然のくせに、その魅力は悪魔的で。
こんなにも焦らされて。

真っ暗な部屋で、膝を抱える。
俯けば、涙が落ちてきそうな夜。
頑張れない日。
そんな夜もある。

ふと、ラグに置いていた携帯が光った。
LINEの通知。

ー呼んだ?

小さく乗った、
『おじさん』からの通知。
誤爆かな。それでもいいや。
抱えた膝の上。
涙がぽとりと流れた━━



                                                       おわり


本当に本当に、ご無沙汰しています。
なんとなく、仕事の昼休みに浮かんだフレーズを文章にしました。
大野さん、元気にしているだろうけど、会えないのはやっぱり寂しいよ。
ニノと2人でいる大野さんに、嵐と一緒にいる大野さんに、会いたいなぁ。