私たちの求める幸せとは

 

〜あなたの一生に価値がつけられたらあなたの一生はいくらになると思いますか〜

 

三日間の幸福 著:三秋縋

 

 

 

 “私たちの求める幸福とは何か”

どうやら俺の人生には、今後何一つ良いことがないらしい。寿命の“査定価格”が一年につき一万円ぽっちだったのは、そのせいだ。未来を悲観して寿命の大半を売り払った俺は、僅かな余生で幸せを掴もうと躍起になるが、何をやっても裏目に出る。空回りし続ける俺を醒めた目で見つめる、「監視員」のミヤギ。彼女の為に生きることこそが一番の幸せなのだと気付く頃には、俺の寿命は二か月を切っていた。ウェブで大人気のエピソードがついに文庫化。

 

 あなたは自分の残り30年の寿命が30万円と言われたらどうしますか?

 

 私たちは誰しも自分の一生にとてつもない価値があると思っているでしょう。例えば平均的なサラリーマンの生涯年収である2〜3億円であなたの残りの寿命を買い取ると言われても私たちは寿命を売らないのではないでしょうか。

 

 この主人公も少年時代に、自分をとても価値のある人間だと感じていました。しかしその結果彼はその理想と現実との乖離に苦しみ、人生のどん底に落ちてしまいます。そして彼は寿命を売ることに決め、そこからこの物語はスタートします。

 

 

 そして途中、この物語は急展開を迎えます。あるきっかけで明らかになる真実、監視員「ミヤギ」の存在の大きさに気づく主人公、

 絶望の中見つけた幸せ。未来を失ったからこそ見つかった幸せ。

 どん底の中から這い上がるのを諦め、その中で幸せを見つけていく姿。

 

 主人公と監視員「ミヤギ」の不思議な恋愛と急展開。読み進めるうちに止まらなくなり最後はきっと涙するこの本をぜひ読んでみてください。

 

 きっと小説を楽しみながら、幸福について考えたくなるでしょう。

 

 

 

読後、最高の爽快感!

 

 

逆ソクラテス 著:伊坂幸太郎


 

敵は、先入観。
世界をひっくり返せ!

伊坂幸太郎史上、最高の読後感。
デビュー20年目の真っ向勝負!

逆転劇なるか!? カンニングから始まったその作戦は、クラスメイトを巻き込み、思いもよらぬ結末を迎える――「逆ソクラテス」
足の速さだけが正義……ではない? 運動音痴の少年は、運動会のリレー選手にくじ引きで選ばれてしまうが――「スロウではない」
最後のミニバス大会。五人は、あと一歩のところで、“敵”に負けてしまった。アンハッピー。でも、戦いはまだ続いているかも――「アンスポーツマンライク」
ほか、「非オプティマス」「逆ワシントン」――書き下ろしを含む、無上の短編全5編を収録。

 

 

 最高の爽快感は嘘じゃない!

 

 書店でこの可愛い表紙、面白そうな題名に引かれて購入。

 

 短編集であり、尚且つ内容も小学生がメインということで言葉使いも優しく、とても読みやすいです!

 

 主人公たちの小学生ならではのピュアな悩みや問題は誰もが共感できることであり、それを解決していく様は読んでいてとてもスッキリします!

 

 しかし、軽く、爽やかでスラスラ読める内容の中に考えさせられる場面もある本です。例えば先入観やピグマリオン効果などがテーマになっていると感じられる章もあります。この本を読んでどう感じるかは各々なのでそこも楽しんでください!

 

 そして最後、5つの短編が繋がるところは鳥肌。

 

 普段読書しない人にもとてもおすすめです!

 

 ぜひ読んでみてこの爽快感を味わってください!