保護犬マル | 人生曲がり角

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はじめまして

事実婚の旦那の親の介護をしてます!

息抜きの為のブログです

ぼくはマル

ぼくは小さい頃わるい子と言われ

叩かれていたの。

でもね、わるいことがわからなかったんだ。

ぼくのあたまにはポコっと盛り上がってるの。触るとわかるよ。

あまりわるい子でほけんじょと言う
所にいったんだ。

そこにはいぬがいっぱいいたの。

しらないばしょ

しらないいぬ

こわくてしかたなかった。

ほけんじょで新しいかいぬしを探しに
愛護団体というところに連れていかれたよ

そこにはぼくより小さいいぬが
たくさんいて
にんげんがいっぱい見にきたよ
かわいいかわいいといって
みんなすぐ新しいかいぬしが見つかるんだ。

でもぼくは少し大きくてみんな
僕のゲージの前にきてくれなかったの。

なんにちもなんにちもぼくは
小さいいぬを見送ったよ。

ぼくはわるい子だから?
おおきいから?
誰も見てくれない。

笑ってみた

ぼくをみて、ぼくをみて、

その時、おじいさんがぼくをみてくれたんだ。
おじいさんは僕を迎えにきてくれたの

優しいおじいさんがぼくのご主人さまになってくれたよ

ご飯もいっぱい食べられて嬉しかった。

ぼくのおしごとは、おじいさんを守ることにしたんだ。

ご飯をお腹いっぱいたべさせてくれるから
がんばったよ。

敷地に入って来た人がいたら
ワンワン!
敷地の前に車が止まったら
ワンワン!
お隣さんや裏の人だって
ワンワン!

おしえてあげるのがぼくの仕事

でもね、おじいさんはおさんぽに
連れて行ってくれなかったの。
だからワンワン!て言うけどダメだった。

ある日おじいさんの子の所に
おんなのひとが来て一緒に住むようになったの。

おんなのひとは、マル!マル!って
ぼくのことを呼ぶけど怖くて
ワンワン‼️と言っていたんだ。

おさんぽには行きたいけど
おんなのひとが怖くて行けなかったんだ。

そのおんなのひとは、ぼくに
色々おしえてくれたんだ。

ご飯の前はお座り。
お手、おかわり、待て。

いっぱい教えてもらったよ。

出来るといいこいいこしてくれるんだ。

しもやけできて痛かったとき
病院で塗り薬をもらったんだけど
こわくて気がついたらガブって
腕を噛んでしまったんだ。
女の人は怖かったんだね。ごめんね。と言って
今度は女の人が病院行って包帯してきたの。

ぼくはまた小さい時みたいに
叩かれてほけんじょにいくのかなと
考えていたの。

でもね、女の人はいつもと変わらず撫でてくれたりご飯もくれたよ。

ぼくはこの女の人も守らないとと
思ったよ。

だっておじいさんは、にんちしょうと言うびょうきで施設に引っ越してしまったから。
ぼくはさびしくなかったよ。
だって女の人が大好きになっていたから。

ぼくは大きいからはしゃぐと
倒しちゃうんだけど笑って相手をしてくれるの。
おもちゃを知らないぼくは
女の人がいつもしている軍手が
おもちゃの代わりだよ。

お洗濯干してる時も草むしりしてるときも
安心して軍手で遊んでるんだ
加えて歩いたり埋めたり。

暑い日は家に入れてくれるんだ。

3時間おきにオシッコしにお外にいくの。

だから偉いねって褒めてくれるんだ。

最近はお腹も見せちゃうし
ぼくの大事に第2のご主人さま。

甘えるのをおしえてくれたんだ。

おさんぽでぼく、力持ちだから
転んだりしてるけどちゃんと
待てるようになったよ。

安心してねむれるから
隣の人や裏の人にはワンワンいわなくなつたよ

ぼくはもう8歳だけど
中身はまだまだこどもなんだって。
でもね
そんな僕のこと大好きなんだって
僕も大好き