迷宮ラブソングSP**⑮ | 嵐小説~アラレのアラシ妄想小説♡

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妄想小説です。
BLではありません注
女の子と嵐メンバーが主人公の妄想小説です
アイドル設定じゃない
勝手な妄想の恋愛ストーリーです。

アメンバーについては
メッセで問い合わせくださればです
公に募集はただ今しません

【結芽】

「紅茶はこのカップでいいですか?」




「うん。紅茶はね。それで……」



「はぁい。」


ルンルンになりながら
未亜ちゃんが紅茶をカップに注ぐ



「お待たせいたしました。」

満面な笑みを浮かべてそれを運んだ


金、土だけ・・
彼女はお客じゃなくここにいる




カズさんに突然言った
未亜ちゃんのお願い・・




『フラワーの勉強もしたいので
週末だけでもお手伝い兼ねて
駄目ですか?』





断ったのにカズさんもそれ知ってるのに



「まあ・・いいんじゃない。
週末ならここも人手欲しいだろうし
勉強したいなら給料はそんなに
期待しないでね」






はぁ!?ちょっと・・待ってよ。
あの時情で雇うなとか言ってたよね。





金貰いたくてじゃないみたいだし
結芽の役にたちたいんでしょ
それなら問題ないでしょ

カズさんはそう言ったの。





こういう事に苛立つ自分が
嫌になる…


未亜ちゃんは感じもいいし
お客様にも評判は凄くいい。


素直で可愛らしくどこか放っておけない
もっと……嫌味な子ならよかったのに。
そんな事思う自分が情けない



カズさんに気持ちありそうだし
妬いてるのかな……



「お疲れさまです。明日は休みですね
旦那さまとどこか行くんですか」





「仕事じゃないかな。
でも今日はこれからね。
迎えに来るから……」




わざとらしく言っちゃったよ。
大人げない……



「優しいんですね。ラブラブでいいな」




目をキラキラさせて微笑む
それが本心なら自分が嫌になるよ



「そういうことだから智にい
閉店ですよ。そろそろね!」





智にいが私にマグカップを
造って持って来てくれたんだ。






「随分と失礼なお店ですねぇ
せっかくマグカップ造って
持って来たのに何だよ~笑」



「はは笑そりゃあそうだね。

未亜ちゃんあとは私がやるから…
あがっていいよ。」



やだぁ。わがままかな…
ちょっとだけ社長の顔見たい…
そんくらい思ったらダメかなぁ。




「大丈夫です。
全部洗って片付けときます

これ手作りなんて凄い。私も欲しいな
あっっ!!」





……ガシャン……


カップが割れてしまった。



「それ・・・」



「手が滑ってしまって・・・」



わざとじゃないよ。
取っ手が不安定だったんだもん
信じてくれないんですか……





「おい。大丈夫か?割れた?」


「どうしてくれるのよ!も~う。」



「手が…泡で滑ってしまって」


泣きそうになる未亜ちゃん
口調が厳しくなってしまってた私


わざとじゃないのにね……
わかってるよでもつい声にしちゃった。





智にいが片付けをしてくれる……




「また造ってやるから……
ションボリすんなよ。」




「すみません、大野さん。
私はわざとじゃないですよ」


「俺に謝られても………
ショックなのは結芽だしな……
誰のせいってのじゃなくてね。
割れたことにショックなんだよ。


 
仕方ないよ・・結芽
今度はすげえの造るから期待してろ

君もメソメソすんなよ。」




カズさんが迎えにやって来た………




「どうした?二人揃って
…険しいけど」



「すみません
結芽さんのマグカップを割ってしまい
わざとじゃないです。

本当に違うんです……」





とうとう泣かれちゃったよ。
この言い方ってまるで私が未亜ちゃんを
わざと割ったからと叱ったみたいだよね





「未亜ちゃん……
泣かないで。私も怒ってないから
わざとじゃないのもわかってる

でもショックはショックだよ。
まさかね……」






「じゃあ。どうすればいいですか泣」




「どうすればって……
泣いたって戻らないんだから。」




深いため息をこぼしてしまった………




「……泣くまで怒る事?
わざとじゃないものに責めても
仕方ないだろ。

そんなキツイ言い方すんなよ」



俺もつい結芽に言ってしまってた。
マジ……今日は仕事で最高に苛立ち
こんなつもりでなかった。




泣くまで怒る?私が責めてる?
泣く程かよ?じゃなくて・・・



「このカップは買えないの!
智にいが今日造って持って来てくれた
カップなんだよ。」



「大事なら置いとくのが悪いよ
管理できない自分がわるい………
彼女だってわざとじゃないんだから」





カズさんはいつでも正しいよね。
そうだね。


ぶつけようのない気持ちに・・・
泣きたいのは私だよ。



わざとじゃないのもわかってる。
それをカズさんまで…





「陶器じゃなく銅にすればよかったな

今日は帰るよ………ごちそうさん。


お前こそそんな言い方ねえだろ


結芽を責めるの・・マジ……


違うだろ。」





智にいが・・・
カズさんにそう告げてドアを閉めた……



※次回

カズさんサイド&未亜の心情にいきます。








夜には……久しぶりに

カズちゃんの方が短編で登場します

ROCK YOUのカズちゃん……


わぁぁ。
覚えてくれてるかな?
お久しぶり~あのカズさんって
……怖いよね。。。





はぁ!?